米国特許商標庁が 9 月 17 日、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの特許出願を公開しました。コントローラーにカードやスマートフォンをかざし、支払いの情報をゲーム機へ渡す仕組みです。
かざすと鳴り、光り、震える
流れはこうです。ゲーム機が支払いの情報を求めると、コントローラーは近づいてきた機器を探します。見つけると、音か光か振動で持ち主に知らせます。
相手の機器から「受け取った」という返事が届くと、コントローラーは支払い手段の情報を受け取ります。それをそのままゲーム機へ渡し、ゲーム機はサーバーに問い合わせて有効かどうかを確かめます。
見つけ方は一つではありません。NFC や Bluetooth での通信、コントローラーに直接触れたこと、機器が出す音や光の信号が並びます。距離は 0 から 12 インチ、およそ 30 センチまでと書かれています。
扱う情報にも幅があります。クレジットカードや銀行口座に加えて、ギフトカード、電子ウォレット、暗号資産ウォレットの識別情報が挙がっています。
まだ決まっていないこと
出願は 2025 年 3 月 17 日で、公開が 9 月 17 日。審査中で、発明者は 4 人です。ソニーは製品化について何も言っていません。特許の公開は、そう作ると決めた発表ではありません。
用途も支払いだけではありません。マルチプレイヤーへの参加確認や、プレイヤーの ID カードの受け渡しも挙がります。音声や画像、ウェブやテキストの受け渡しも例として並びます。
現行の DualSense に、こうした読み取り機能はありません。一方で任天堂は、Wii U の GamePad に NFC の読み取りを内蔵し、amiibo を読ませてきました。
けん玉のひとこと
ゲーム機にカード番号を打ち込む作業は、十字キーで一文字ずつ進める時間が地味につらいんですよね。かざすだけで終わるなら、素直にありがたいところ。
ただ、手軽さにはそのぶん歯止めが要るはず。財布を机に置いたまま買えてしまうなら、間違って買った、子どもが買った、という話は必ず出てきます。暗証番号や顔認証をどこに挟むかで、この仕組みの出来は変わると思います。
コントローラーに読み取り機能を置くこと自体は、無理のない発想だと思います。出願が製品になるとは限りません。それでも、支払いの入力が楽になる話はうれしいものです。次のコントローラーの話が出たら、この項目があるか見てみたいところですね。





