『Order of the Sinking Star』は、『The Witness』のジョナサン・ブロウ氏が手がけた新作です。10月8日(現地時間)に PC・PS5・Switch 2 向けに発売されました。

ブロックを押し引きして道を作るパズルで、問題は1,000問を超えます。4つの地域に別々の仕掛けがあり、進むほど混ざり合っていく作りです。

スコアまとめ

10月8日時点の Metacritic は、PC 版が83点です。PS5 版は86点(9媒体)、Switch 2 版は85点(5媒体)でした。

OpenCritic には26媒体が集まり、主要媒体の平均は83点、推薦率は84%です。満点が並ぶ一方で、Push Square は6点、The Wand Report は4点を付けました。

媒体 点数 評価の軸
Shacknews 10/10 問題の設計の完成度
PlayStation Universe 10/10 4つの世界のつながり
Nintendo Life 8/10 ひらめきの手応え
Hardcore Gamer 4/5 仕掛けの教え方
Push Square 6/10 量に見合う引きの強さ
The Wand Report 4/10 量の膨らみすぎ

媒体ごとの評価

Shacknews(10/10)

最も強く推した媒体のひとつです。北は箱の押し引き、東は鏡での位置の入れ替えと、方角ごとに仕掛けが変わります。その境目で仕掛けが重なり、問題が一段深くなると書いています。

操る仲間ごとの性質や、手数ごとの巻き戻しも評価しました。不満は「問題に名前がほしい」の1点だけです。

『Order of the Sinking Star』は傑作だ。(Shacknews)

Shacknews のレビュー(英語)

PlayStation Universe(10/10)

起動するとロゴも挟まずすぐ遊べる入り方から褒め、『The Witness』より取っつきやすいとしました。4つの世界は好きな順に回れるので、詰まったら別の世界へ移れます。

終盤には全世界の仕掛けを組み合わせる部屋があり、腕に覚えのある人にも歯ごたえが残るそうです。引っかかったのは話の運びで、世界を行き来するうちに物語をまとめて追いにくいとしています。

PS5 でいちばんのパズルゲームかもしれない。(PlayStation Universe)

PlayStation Universe のレビュー(英語)

Nintendo Life(8/10)

Switch 2 版のレビューです。瞬間移動や鏡写しへと広がる仕掛けを、単純なのに奥が深いと評価しました。

一方で、自由に試す余地は狭いとしました。鏡の分身を使った抜け道は認められず、想定どおりの解き方を求められたそうです。気軽に遊びたい人には勧めにくい、という結論でした。

Nintendo Life のレビュー(英語)

Hardcore Gamer(4/5)

PC 版です。新しい仕掛けを少しずつ覚えさせる並べ方と、解き方が複数ある作りを高く評価しました。1,000問を超える量でも、飽きたら別の系統の問題へ移れる点を長所としています。

不満は物語です。登場人物の目的が見えず、会話はパズルを進めるためだけにあると感じたそうです。

Hardcore Gamer のレビュー(英語)

Push Square(6/10)

PS5 版です。余計な要素のない問題、仕掛けの組み合わせ方、音と見やすい画面は褒めています。それでも6点にとどまったのは、量に疲れが勝ったからです。

会話は冗長で、問題の数以外に先へ進む動機が弱いとしました。数百問を数十時間かけて解いたあとも、興味を保つのに苦労したそうです。

手の内を見せるまでに、時間がかかりすぎているのかもしれない。(Push Square)

Push Square のレビュー(英語)

評価が分かれた点

最も割れたのは、問題の量です。Hardcore Gamer(4/5)は種類の多さを長所とし、Push Square(6/10)は疲れの原因としました。

最も厳しいのは4/10の The Wand Report です。問題が謎解きではなく作業に感じられたとし、演出と会話で流れが止まる点も挙げました。

解き方の自由度でも割れています。Hardcore Gamer は複数の解き方を評価しました。Nintendo Life(8/10)は、想定解以外を認めない窮屈さを指摘しています。

物語は評価が逆に割れました。Hardcore Gamer と Push Square は弱点としました。Nintendo Life は、謎めいた物語が先へ進む動機になったと書いています。

日本語版の状況

PC 版は Steam で10月8日(現地時間)に配信が始まり、日本時間では9日の未明から遊べます。Steam のストアページの対応言語表では、日本語は画面表示と字幕に対応し、音声は英語のみです。

日本向けの価格は、10月8日夜の時点でストアに出ていません。海外での価格は29.99ドルです。

PS5・Switch 2 の日本語版は、海外の Arc Games ではなく PLAYISM がダウンロード専売で出します。PLAYISM の作品ページでは2026年発売予定とあり、日付と価格は未定です。

けん玉のひとこと

83点という平均より、量の受け止め方で点が割れたところに目が行きます。1,000問を「まだこんなに遊べる」と思えるか、「まだこんなに残っている」と感じるか。分かれ目はそこなんですよね。

ブロックを押す遊びは、日本では倉庫番でおなじみの形。パズル好きなら、自分がどちらの側か確かめたくなるはず。

Switch 2 版の集計はまだ5媒体です。数日後に Metacritic を見直せば、この割れ方が続くかどうか分かります。

Steam 版なら、日本語の字幕ですぐに遊べます。家庭用で遊びたい人は PLAYISM の続報を待ちつつ、年末にじっくり向き合う1本の候補に入れておいてください。