スコアまとめ

Metacritic の平均は、10月29日時点で PS5 版 85 点(9 件)、PC 版 84 点(7 件)です。

点数は PC 版が 80〜95 点、PS5 版は表示のあった 7 件が 80〜90 点です。最高は PC 版の GamingTrend で、表は評価の幅が見える 5 媒体です。

媒体 点数 評価の軸
GamingTrend 95/100 物語を崩さない作り直し
GamingBolt 9/10 人物の作り直しと特典
TheGamer 4.5/5 光と人物の底上げ
PlayStation Universe 8.5/10 見た目の磨き込み
Final Weapon 4/5 照明の変化と新要素の量

媒体ごとの評価

GamingTrend(95/100)

PC 版を約 9 時間で遊んだ評です。テクスチャは描き直され、陰影の強い光でノワールの空気が濃くなったといいます。手元のモニターの上限である 170fps にも楽に届いたそうです。

気になった点は、昼の日差しの中のビグビーなど、照明が不自然な場面があること。硬いアニメーションも残りました。白黒の Noir Mode は、会話の制限時間の表示が読みにくく、勧めていません。

それでも、話も選択肢も原作のままにしたことを大きな美点としました。

このリマスターは、体験のすばらしい核にはまったく手を付けていない

GamingTrend のレビュー(英語)

GamingBolt(9/10)

PS5 版の評です。全キャラクターを高解像度のモデルで作り直し、リメイクに近いとまで見ています。羽や髪、顔の細部が良くなり、元の絵柄も残ったそうです。

動きの硬さは和らぎ、不具合も直りました。削除シーン 5 本や 1 時間超のインタビューも評価し、原作未プレイの人に勧めています。GamingBolt のレビュー(英語)

TheGamer(4.5/5)

PC 版を携帯型 PC で遊び、1 日で終えた評です。光も細部も人物もずっと豊かになったと書いています。画面の指示に合わせて押す QTE や、アニメーションにも問題はなかったそうです。

引っかかったのは、会話の選択肢の制限時間が短いこと。特に序盤は一時停止して読むことが多く、速さを変える設定がほしかったといいます。削除シーンには、声のない台詞も残ります。TheGamer のレビュー(英語)

PlayStation Universe(8.5/10)

PS5 版の評です。顔の質感がくっきりし、光とアニメーションも良くなって、街はより生々しく見えるといいます。開発者たちの 6 本のインタビュー動画と、コンセプトアートも楽しんだそうです。

一方、Noir Mode は余計だとしました。色が抜けるうえ、QTE の赤い矢印が見えにくくなるためです。削除シーンが 5 本だけなのも物足りないとしています。PlayStation Universe のレビュー(英語)

Final Weapon(4/5)

PS5 版の評です。テクスチャや人物の細部は明らかに良くなり、フレームレートも原作の Xbox 360・PS3・PC 版より安定しました。いちばん気に入ったのは遊べる削除シーンだそうです。

引っかかったのはビグビーの登場場面です。半分影に沈んでいた原作と違い、全体が明るく照らされて雰囲気が弱まりました。新しく加わったものが比較的少ないのも惜しいとしています。Final Weapon のレビュー(英語)

評価が分かれた点

いちばん割れたのは照明です。95 点の GamingTrend は、陰影の強い光でノワールの空気が濃くなったと評価しました。4/5 の Final Weapon は、明るすぎて原作の雰囲気が薄れたと見ています。

もうひとつは追加要素です。9 点の GamingBolt と 4/5 の Final Weapon は、削除シーンを高く評価しました。

8.5 点の PlayStation Universe は、5 本では物足りないとしました。TheGamer は未完成の部分を指摘しています。話が同じなので、経験者ほど分かれ目です。

白黒の Noir Mode は、GamingTrend と PlayStation Universe が否定的でした。会話の制限時間や QTE の矢印が読みにくくなるためです。

日本語版の状況

PC・PS5・Xbox Series X|S・Xbox One で、10月29日発売です。Switch 版は延期され、発売日は未定です。

Switch 2 版の扱いは、Telltale の延期告知では示されていません。基準の価格は 24.99 ドルです。

Steam のストアページの対応言語は英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語で、日本語は画面表示にも字幕にも音声にもありません。PS5 と Xbox の日本語対応は、29日朝の時点で確かめられていません。

原作をダウンロード版で持っている人は、同じストアで買えば 11月12日まで最大 50% 引きです。

けん玉のひとこと

海外の物差しは「原作をどこまで磨いたか」で、そこはおおむね合格点なんですよね。5 媒体とも、映像の磨き込みは認めています。磨いたのは映像、話は原作のまま。

日本の読者には、その手前に言葉の壁があるはず。TheGamer が短いと書いた会話の制限時間は、英語で読める人でも引っかかった点です。字幕を読みながら選ぶ身には、もっときつく感じそうなところ。

それでも、10年以上前の作品がここまで丁寧に出し直されたのは、うれしい話です。英語に抵抗のない人は、割引のある 11月12日までに、フェイブルタウンの夜をもう一度歩いてみるのも良さそうです。

※ PS5 版・Xbox 版の日本語対応は一次情報を確認しきれていないため、誤りがあればお問い合わせからお知らせください。