2週間で300万本、同時接続は40万人

FPS『WARDOGS』は BULKHEAD が開発し、Team17 が販売しています。9月10日に早期アクセスが始まり、2週間で300万本を売り上げたと、開発元が9月26日に明かしています。

Golden Joystick Awards の「Best Early Access Game」部門に候補入りしました。同時接続も12日の告知で40万人に届き、外部の計測では翌13日に42万人台まで伸びたとされています。

売れる速さ自体は、突出していない

ただ、早期アクセス発のヒットとしては、この速さは前例の範囲です。『パルワールド』は開始3日で500万本に届いたと開発元が発表しています。『PUBG』も早期アクセス中に1,000万本を超えたと報じられました。

300万本に2週間は、この系譜では順当な部類です。小さなチームが一発当てた話ではありません。BULKHEAD は2015年設立で、『Battalion 1944』などを手がけたスタジオです。

未完成の100人対戦に、人が集まり続けている

異例なのは売れ方ではなく、100人規模の対戦 FPS を未完成のまま出し、人を集め続けている点です。人がいなければ試合が成立せず、マッチング不成立やサーバー落ち、バランスの荒さが起きやすいのが早期アクセスです。

『WARDOGS』は256平方キロのマップに2キロ四方の戦場を生成し、3チーム100人で奪い合います。作り切ってから出すのが定石とされてきた規模の対戦を、未完成のまま走らせています。

Steam のレビューは9月29日時点で好評率76%、9万6千件です。日本語は音声まで対応していて、Steam のストアページで4,980円です。

開発元は、この熱狂が永遠に続くとは思っていないが、それでも報われないわけではないという趣旨のコメントを添えています。早期アクセスは1〜2年を見込んでおり、10月15日にはシーズン2が来ます。

けん玉のひとこと

300万本という数字より、40万人が同じ時間に同じ作りかけのゲームへ入ったことのほうが驚きなところ。早期アクセスは「未完成を安く買って育てる」場所でした。いまは人が集まること自体が価値になっているのかもしれません。

大規模対戦が本当に試されるのは、熱が引いたあとにどれだけ人が残るかなんですよね。1〜2年の早期アクセスを走り切れるかは、シーズン2から先の積み重ね次第なはず。

混み合ういまの時期に飛び込むか、落ち着くまで待つか。シーズン2の様子を見てから加わっても、遅くはないと思います。