発売初日に世界のベストセラー1位

輸送経営シミュレーション『Transport Fever 3』が9月29日に発売されました。対応はSteam・Epic Games Store・GOGのPCです(MacとLinuxを含む)。

家庭用機はPlayStation 5とXbox Series X|Sに対応します。発売元のParadox Interactiveは、発売にあわせて告知を出しました。本作はSteamの世界ベストセラー1位に立ったと伝えています。

Steamのストアページでは通常版が6,990円、デラックス版が8,990円。日本語はインターフェースだけでなく、音声と字幕にも対応しています。

収録車両は300種類以上で、シリーズで初めてヘリコプターが加わりました。舞台は温帯・砂漠・熱帯に新しい亜寒帯を足した4種類。1世紀分の技術の移り変わりを追いながら、路線網を広げていきます。

シリーズのこれまで

作品 発売 機種 備考
Train Fever 2014年9月4日 PC 鉄道中心の原点
Transport Fever 2016年11月8日 PC 陸海空に拡張、Metacritic 71
Transport Fever 2 2019年12月11日 PC Metacritic 76、2023年に家庭用へ
Transport Fever 3 2026年9月29日 PC / PS5 / Xbox Series X|S Paradoxが初めて発売元に

開発は一貫してスイスのUrban Gamesで、2013年の設立から同じ題材を作り続けています。発売元は作品ごとに変わり、今作で初めてParadox Interactiveが引き受けています。評価はMetacriticの集計値です。

批評家84点とユーザー68%の開き

Metacriticの批評家スコアは9月30日時点で84点(レビュー9件)で、シリーズでは最も高い数字です。一方、同じ時点のSteamのユーザーレビューは「賛否両論」で、好評は1,690件中の68%にとどまります。

売れ行きと満足度が、初日から逆を向いています。何が引っかかっているのかは、これから積み上がるレビューの中身を読まないと分かりません。

けん玉のひとこと

このジャンルは、線路を1本引いて荷物が流れ出すまでの手応えがすべてなところ。300種類の車両やヘリコプターより、そこがどう仕上がっているかが気になるんですよね。

批評家が高く付けているのに、遊んだ人の評価は割れています。こういうときは遊びの骨格そのものではなく、操作の感触や動作まわりで引っかかっていることが多いはず。だとすればUrban Gamesが直していける余地は、まだ十分に残っています。

12年かけて4本、同じ題材だけを掘り続けてきた小さなスタジオです。急いで買い切らなくても、最初の更新がひと回りするのを待ってから決めても遅くないところ。路線図を眺めるのが好きな人なら、この開きが埋まっていく過程も楽しめるはずです。