教皇や大司教を直接動かせる
『Crusader Kings III』の拡張「By God Alone」が9月30日に配信されました。中世を舞台にした歴史ストラテジーで、今回の主題は宗教です。価格は2,690円で、発売元はParadox Interactiveです。
これまでのシリーズは世俗の君主を動かすゲームで、聖職者は君主から任命される側でした。今回は大司教や教皇そのものを選んで統治できます。
教皇の下には最大70名からなる枢機卿団が置かれ、次の教皇を投票で選びます。教皇勅書で教義の可否を定め、公会議で信仰のあり方そのものを決める遊び方も入りました。867年から始めれば、教会が西方と東方に割れる大分裂にも立ち会えます。
作り直された宗教は無料側にも届く
同時配信の無料アップデート1.20.0「Crozier」では、宗教の仕組み自体が組み替えられました。拡張を買わない人にも入る部分です。
信仰の中にあった伝統は「儀式(Rite)」として整理され、信仰の熱が冷めると異端が生まれます。歴史上の異端も10種類加わりました。
キャラクターごとに「霊的充足」の値が付き、自分の信条どおりに振る舞えているかが測られます。
聖地は最大9か所まで認められ、うち上位の聖地が3か所まで置けます。修道会と軍事騎士団は別々の組織に分かれ、対抗教皇を立てる手も加わりました。
評価はまだ配信直後で定まっていない
拡張はまとめ買いの「Chapter V」にも含まれます。対応はPCのみで、Windows・Mac・Linuxで動きます。日本語はテキストに対応し、音声は英語のみです。
Steamのストアページでは、ユーザーレビューが10月4日時点で356件、好評60%の「賛否両論」となっています。配信当日には修正パッチ1.20.0.3も出ています。
けん玉のひとこと
教皇でプレイできると聞いて最初に気になったのは、負けたときにどうなるのかでした。世俗の君主なら領地を失って終わりますが、教皇は選挙で選ばれる立場です。血筋が絶えても枢機卿団に手を伸ばせていれば、次の一手が残るところ。
王朝を絶やさないようにしのぐのとは、別種の緊張があるはずです。宗教の土台を無料側に置いて、遊びの前提は全員でそろえる。このあたりはシリーズらしいんですよね。
レビューが割れているのは、追加された要素が多いぶん当然だとも思います。数字が落ち着くのは、もう少し先になるはず。教皇を動かしてみたい人は、更新がひと回りするのを待ってから手を出しても遅くないですよ。




