『Clive Barker’s Hellraiser: Revival』は、映画『ヘルレイザー』が原作の一人称サバイバルホラーです。10月8日(現地時間)に PS5・Xbox Series X|S・Switch 2・PC で発売され、PS5 版のメタスコアは69点です。

主人公のエイデンは、地獄に囚われた恋人を救いに向かいます。映画でピンヘッドを演じたダグ・ブラッドレイ氏が、約20年ぶりに同じ役へ戻ったことでも話題になりました。

スコアまとめ

10月9日時点のメタスコア(Metacritic)は、PS5 版が69点(30媒体)、PC 版が74点(20媒体)、Xbox Series X 版が74点(6媒体)です。Switch 2 版の点数はまだ出ていません。

下に挙げた主要媒体では、9点から4.5点まで開きました。GameSpot は8点で、見出しで原作映画以来のシリーズ最高作と評しています。

媒体 点数 評価の軸
TheSixthAxis 9/10 原作の空気の再現
PCGamesN 9/10 物語と音の作り込み
GameSpot 8/10 シリーズの中での出来
CGMagazine 8/10 装備の成長と持ち物管理
Push Square 5/10 遊びの出来のむら
Game Informer 4.5/10 不具合の多さ

媒体ごとの評価

TheSixthAxis(9/10)

原作の空気をつかんだ作品として、最も強く推した媒体です。パズル箱「ジェネシス・コンフィギュレーション」は、炎を吸って放つ攻撃にも、ラビリンスを動かす謎解きにも使えます。

ブラッドレイ氏の声の演技は手堅いとし、ラビリンスの音作りも絶賛しました。不満は、即死する場面がいくつかあることと、ショットガンの物足りなさでした。

『Hellraiser: Revival』は、バーカーのシリーズを原作とするゲームに望んだもののすべてだ。(TheSixthAxis)

TheSixthAxis のレビュー(英語)

PCGamesN(9/10)

物語と人物の描き方を高く評価しました。ピンヘッドは画面に出るたびに場を支配するとしています。

念動力で投げた丸ノコが並んだ敵をまとめて切り裂く戦いは、何度やっても飽きないそうです。動作の問題はほぼありませんでした。不満は終盤の展開のむらと、体力が多すぎて長引くボス戦です。

PCGamesN のレビュー(英語)

CGMagazine(8/10)

PC 版を約12時間で遊び終えています。木片やバット、ナイフから高性能の銃へ持ち替えていく装備の成長と、『バイオハザード』に倣った持ち物の管理を長所としました。

一方で、ボスや強敵は使い回しが多く、体力の多さで資源を吸い取られると指摘しました。素材が余る場面と足りない場面の差も指摘しました。

CGMagazine のレビュー(英語)

Push Square(5/10)

PS5 Pro で欧州版を遊び、クリアまでは約8時間でした。映画の場面を細部まで写した作りと、照明が見事なラビリンスの謎解きは評価しています。

それでも5点にしたのは、場面ごとの出来の差が大きいからです。資源は慢性的に足りず、近接武器は壊れやすく、ボス戦は仕掛けが分かりにくいとしました。パフォーマンスモードでも、エリアの切り替わりでフレームレートが落ちたそうです。

快楽より苦痛のほうが多い。(Push Square)

Push Square のレビュー(英語)

Game Informer(4.5/10)

PS5 版を約10時間遊び、主要媒体で最も低い点を付けました。それでもラビリンスの美術は評価し、ブラッドレイ氏のピンヘッドは見事なはまり役だとしています。

点を下げたのは不具合です。物のちらつき、口と声のずれ、出ない字幕が続き、ボスが車の上に引っかかって動かなくなる場面もあったそうです。

Game Informer のレビュー(英語)

評価が分かれた点

原作の空気の再現は、取り上げた媒体の多くが評価しました。ピンヘッドも、TheSixthAxis・PCGamesN・Game Informer が評価しています。点数の差は、ゲームとしての作りから生まれました。

資源の偏りは CGMagazine(8/10)も指摘しました。Push Square(5/10)と Game Informer(4.5/10)は、これを減点の中心に置いています。CGMagazine は、装備の成長などの長所が上回ると見ました。

日本語版の状況

日本からは、PC 版を Steam で買えます。Steam のストアページでは5,900円です。対応言語に日本語はなく、音声・字幕・画面表示とも英語などで遊ぶことになります。

無料の体験版も Steam で配信中ですが、同じく日本語には対応していません。

PS5・Xbox Series X|S・Switch 2 の日本での発売や日本語対応について、公式の案内は確認できていません。

けん玉のひとこと

点数は主要媒体で9点から4.5点まで割れましたが、ピンヘッドの再演を悪く言う声は、今回読んだ中にありません。割れたのは、その周りのゲームとしての作りなんですよね。

日本の読者にとっての壁は、点数より言葉のほう。音声も字幕も英語なので、映画を覚えている人ほど惜しく感じるところです。

PC 版のメタスコアは74点と PS5 版より高め。英語でも原作の空気に浸りたい人は、無料の体験版から入るのが手堅いはず。PS5 で考えている人は、発売から2週間ほどあとに69点がどう動くかを見てからでも遅くありません。

※ GameSpot の評価の詳しい中身は一次情報を確認しきれていないため、誤りがあればお問い合わせからお知らせください。