『Call of Duty: Modern Warfare 4』のキャンペーンが先行公開されました。デジタル版の予約者は10月17日から遊べます。製品版の発売は10月23日です。
これに合わせて、海外の主要媒体がキャンペーンのレビューや印象記事を出しました。中身の評価は、おおむね高めです。
スコアまとめ
10月18日時点で、Metacritic のスコアは未確定(TBD)です。IGN や PC Gamer は、DMZ とマルチプレイを遊んでから点を付けるとしています。
Metacritic には、どれも PC 版のレビューとして載っています。PC Gamer と Destructoid は、Activision がロサンゼルスで開いたレビュー会での試遊です。以下はキャンペーンだけの評価です。
| 媒体 | 評価の軸 |
|---|---|
| IGN | 2019年以降で最良の出来 |
| PC Gamer | 新兵の分隊とプライス編の落差 |
| GamesRadar+ | 物語の決着と縛りの強さ |
| Destructoid | 大規模戦への回帰と見た目 |
| GamingTrend | 撃ち心地と流れ、悪役の薄さ |
媒体ごとの評価
IGN(約7時間)
全16ミッションを約7時間で終えたレビューです。2019年のリブート以降で最も良い Modern Warfare だと書きました。目立つのは、3つの目標を好きな順に攻める「Stranded」です。
一方で、シリーズおなじみのプライス大尉の側は弱いとしています。マッツ・ミケルセンさん演じる悪役は出番が少なく、思い入れが育たなかったそうです。物語の山場で、ぎこちない格闘や厳しい潜入をやり直させられる点にも引っかかっています。
Modern Warfare 4 は、このシリーズにもう一度心を動かしてくれた。(IGN)
PC Gamer(約6時間)
約6時間のキャンペーンの半分以上は、韓国の若い海兵隊員の分隊の話です。数で押される中、怯えながら街を守る戦いが、シリーズの良かった頃を思い出させると評価しました。
北朝鮮に不時着してからの「Stranded」は、Infinity Ward の広い舞台の中で一番の出来としています。一方、プライス編はカーチェイスなど定番の繰り返しで、後半には話から消えると不満を述べました。
GamesRadar+
2019年から続いた物語を、満足のいく形で締めたと評価しました。北朝鮮の兵士として反体制派を追う場面など、善悪で割り切らない描き方も買っています。英雄らしさの薄れたプライスも、意図した描き方として受け止めました。
引っかかったのは縛りの強さです。視界のきかない中で味方から離れるとゲームオーバーになりました。低い柵を越えただけで「作戦区域に戻れ」と出たこともあります。民間人に弾が当たれば即失敗になる点も窮屈だったそうです。
10年近い物語を満足のいく結末へ運んだ、自信に満ちた映画的シューターだ。(GamesRadar+)
Destructoid
近年では一番のキャンペーンで、シリーズ全体でも上位に入りうると書きました。少人数の特殊作戦が続いた流れから、国同士の大規模な戦いに戻った点を評価しています。PC での見た目はシリーズで最も美しいそうです。
不満は、協力プレイがないことと、どんでん返しの一部が安っぽいことです。強みは新しさより手慣れた作りにある、という見立てでした。
GamingTrend
撃ち心地はいまも業界随一で、潜入から追跡まで変化のある流れも見事だと評価しました。終盤の大きな戦闘では、分隊の3人を切り替えながら戦えます。音作りと映像も褒めています。
弱点は悪役です。マッツ・ミケルセンさんの出番は10〜15分ほどしかなく、筋立ても先が読めるとしています。過去作への目配せに少し頼りすぎだとも書きました。
評価が分かれた点
最も割れたのはプライス編です。IGN と PC Gamer は、韓国の分隊の話に比べて薄いとしました。GamesRadar+ は、英雄らしさの薄れたプライスを、狙った描き方として受け止めています。
縛りの強さも割れました。「Stranded」は IGN・PC Gamer・GamesRadar+ が褒めています。ただ IGN は山場の潜入のやり直しに、GamesRadar+ は柵を越えただけで失敗になる窮屈さに不満を述べました。
GamingTrend は、場面が次々に変わる流れの良さを買っていて、縛りには触れていません。一本道の作りを窮屈と見るか、テンポの良さと見るかの違いです。
日本語版の状況
10月23日に、PS5・Xbox Series X|S・Switch 2・PC で発売されます。PC は Steam・Battle.net・Xbox PC に対応します。Steam 以外の価格と日本語対応は、まだ確かめられていません。
Steam 版は9,800円です。ストアページの対応言語表では、日本語の画面・音声・字幕のすべてに対応しています。
Switch 2 版は、Infinity Ward が Digital Legends と組んで作っています。IGN は少し遊び、見た目は及ばないものの、動きは滑らかだったとしています。
けん玉のひとこと
PC Gamer は、キャンペーンがおまけに見えないのは久しぶりだと書きました。そう言わせるだけの手間をかけた跡が、各媒体の書きぶりから伝わってくるところ。
割れたのはプライス編ですが、日本の読者には韓国の若い兵士たちの話のほうが響くはず。隣の国が戦場になる重さは、やっぱり身近なんですよね。
ただ、今回のレビューはキャンペーンだけです。対戦や DMZ が目当てなら、発売後に評価が出そろうのを待っても遅くありません。物語を遊びたい人は、一本道の作りが苦にならないかで決めてよさそう。23日の発売を、一緒に待ちたいところです。




