押し入れにスーパーファミコンやメガドライブのカートリッジが残っている。でも本体はもう動かないか、今のテレビにうまく映らない。そんな人に向けて、アメリカの Analogue が新しい互換機を2台出します。
Mega Sg+とSuper Nt+は12月出荷。メガドライブとスーパーファミコンのカートリッジを今遊ぶ

メガドライブ用の Mega Sg+ と、スーパーファミコン用の Super Nt+ です。どちらも2026年12月の出荷で、価格は219.99ドル(1ドル158円で約3万5,000円)。予約は日本時間の10月20日0時に始まります。
選び方は「手持ちのソフトを挿したいか」で決まる
今、この2つのハードの作品を遊ぶ手段は大きく3種類あります。カートリッジを挿せる互換機、Nintendo Switch Online、収録作品が決まったミニ機です。
分かれ目は、遊びたい作品がどこに入っているかです。サブスクやミニ機の収録作品で足りるなら、互換機は要りません。収録されていない作品や、手元のカートリッジで遊びたいなら、互換機が候補になります。
もう一つの基準はテレビとのつなぎ方です。当時の本体はアナログ出力なので、HDMI しかない今のテレビには変換機が要ります。3種類の手段はどれも、この手間がかかりません。
Super Nt+ はスーパーファミコンのカートリッジを HDMI で
Super Nt+ は、スーパーファミコンと海外の SNES のカートリッジを挿して遊ぶ本体です。対応は2,200本以上で、地域の制限はありません。日本のソフトも海外のソフトもそのまま動きます。
中身はソフトで真似るエミュレーションではありません。FPGA という回路で、当時の機械の動きを再現する方式です。映像は HDMI で最大1080p、ブラウン管につなぎたい人には別売の Analogue DAC が用意されています。
コントローラーは付属せず、公式ストアでは8BitDo の SN30(29.99ドル、約4,700円)が別売されています。無線は Bluetooth と2.4GHz の両方に対応し、2台までつなげます。
当時の形の有線コントローラーにも対応すると書かれていて、有線を挿すと無線より優先されます。本体の色はクラシック・SF・ブラックの3種類です。どこでも中断できるセーブステートは非対応なので、セーブはソフト側の仕組みに頼ります。
Mega Sg+ はメガドライブに加えてマークIIIやメガCDも
Mega Sg+ はメガドライブとジェネシスのカートリッジに対応します。マスターシステムのソフト用アダプターが付属していて、セガの古い世代まで1台で遊べます。
ゲームギア、マイカード、マークIII・SG-1000・SC-3000 用のアダプターは別売です。メガCD 用の端子も備えていて、当時のメガCD 本体を持っている人なら、付属のスペーサーを挟んでつなげます。
こちらも HDMI 出力と、Bluetooth・2.4GHz の無線に対応します。コントローラーは別売で、公式ストアでは8BitDo の M30(29.99ドル)が扱われています。こちらもセーブステートには対応していません。
旧モデルからの変更点と価格
旧モデルの Super Nt と Mega Sg は、どちらも189.99ドルで売られていました。今回の「+」は219.99ドルなので、30ドル上がりました。
公式ページが新しい点として挙げているのは、無線の内蔵、USB-C 給電、カートリッジの抜き差しへの対応です。コントローラーから電源を入れられるようにもなりました。
一方で、旧モデルに入っていた内蔵ゲームはなくなりました。Super Nt には『Super Turrican Director’s Cut』が入っていました。Mega Sg のほうは『Ultracore』です。
30ドルの上乗せは、無線と USB-C 給電が本体に入ったぶん、と考えると納得しやすいところです。旧モデルを持っている人は、無線とカートリッジの抜き差しが要るかどうかで買い替えを考えればよさそうです。
Nintendo Switch Online とミニ機の立ち位置
手軽さで選ぶなら、Switch と Switch 2 で使える Nintendo Switch Online です。「スーパーファミコン Nintendo Classics」が入っています。
個人プランは12か月で3,000円(税込、執筆時点)です。メガドライブの作品は「Nintendo Switch Online + 追加パック」の加入が必要で、個人なら12か月5,900円です。
どちらも遊べるのは収録された作品だけで、手持ちのカートリッジは使えません。
ミニ機は、スーパーファミコンなら2017年のニンテンドークラシックミニで21本入りです。こちらは任天堂が生産を終えています。
メガドライブは2019年のメガドライブミニと、60本入りで2022年に出たミニ2があります。どちらも今は中古で探す人が多く、作品を後から足すことはできません。
手段ごとに並べると
| 手段 | 遊べる作品 | 費用の目安(執筆時点) | 手持ちのカートリッジ |
|---|---|---|---|
| Super Nt+ | スーパーファミコン・SNES 2,200本以上 | 219.99ドル(約3万5,000円)+コントローラー | 使える |
| Mega Sg+ | メガドライブ・マスターシステムほか | 219.99ドル(約3万5,000円)+コントローラー | 使える |
| Nintendo Switch Online | 収録作品のみ(メガドライブは追加パック) | 12か月3,000円、追加パック5,900円 | 使えない |
| ミニ機 | スーパーファミコン21本、メガドライブミニ2は60本 | 中古のみ | 使えない |
日本から買うときに確かめること
予約は Analogue の公式ストアで受け付けます。Mega Sg+ には USA・EU・JP の3種類があり、価格は同じです。3種類の違いは、今の商品ページには書かれていません。
付属の電源は100〜240V 対応で、プラグは日本のコンセントにも合う形です。日本のメガドライブのソフトを挿すなら、10月20日の予約開始後に、違いと送料が出るかを見ておくのが早いです。
発送はアメリカからです。公式のサポートページによると、関税や輸入の費用は受け取る側の負担です。Analogue は金額を見積もれないとしていて、保証は出荷日から1年です。
結局どれを選ぶか
遊びたい作品が Nintendo Switch Online に入っているなら、まずはそちらで十分です。年3,000円で始められて、テレビへのつなぎ方も気にしなくて済みます。
収録されていない作品をカートリッジで持っている人には、Mega Sg+ と Super Nt+ が候補になります。マークIIIやメガCDまで1台にまとめたい人も同じです。
他社の互換機とは比べていませんが、手持ちのソフトが HDMI でそのまま動くのは、互換機を選ぶ十分な理由になるはず。
送料と関税を足すと出費は大きくなります。それでも、手元のソフトがそのまま現役に戻るのは大きいんですよね。
サターンより前の世代には、まだこうして遊ぶ道が残っています。サターンの事情はセガサターンを今遊ぶ方法にまとめました。予約の前に、押し入れのカートリッジを一度数えてみてください。
※ Analogue 公式ストアから日本への送料と発送の条件は一次情報を確認しきれていないため、誤りがあればお問い合わせからお知らせください。
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