ストアのランキングで見かける、知らないインディーの名前。気になっても、日本語で遊べるのか、どの機種で出ているのかが分からず、カートに入れられないままの人は多いはずです。
Megabonk・Dispatchなど、Sensor Towerが挙げたインディーヒット5本を日本語対応と価格で選ぶ
市場調査会社の Sensor Tower が、発売30日で50万本を超えたインディーを数えました。2025年9月〜2026年8月発売では33作で、前年の13作から大きく増えました。その例に挙がった5本を、買う側の目線で並べました。
33作の集計の対象は PlayStation・Steam・Xbox
数字は PlayStation・Steam・Xbox の有料販売本数の推計で、Nintendo は対象に挙がっていません。Switch でも出ている作品の Switch の分は、含まれていないとみられます。
5本それぞれの本数が出ているのは Slay the Spire 2 だけです。インディーが大作を押しのけた、という話でもありません。いわゆる AAA の大作は27作から28作へ、わずかに増えています。
インディーの初月の合計は推計6,990万本で、大作の8,780万本にはまだ届きません。大作の数はほぼ変わらず、インディーの層が厚くなったと見るのが近いはずです。来年の同じ集計で33作より増えていれば、この見方が当たっていたことになります。
日本語・機種・遊び方の3点で絞る
1つ目は日本語の範囲です。5本ともストアの対応言語に日本語が入っていますが、日本語の音声に印があるのは Silksong だけです。物語を読む作品なら、字幕まで日本語かが効いてきます。
2つ目は遊べる機種です。Switch や PS5 で出ている作品もあれば、確認できた範囲では Steam のみの作品もあります。3つ目は遊び方で、1回の挑戦を繰り返すのか、物語を追うのかで向く人が分かれます。
5本それぞれの向き不向き
Hollow Knight: Silksong(探索アクション)
Team Cherry の『Hollow Knight』の続編で、2025年9月4日に出ました。崩れかけたムシの王国を探索しながら、手ごわい敵と戦う横スクロールのアクションです。ボスは40種類以上います。
価格は Steam と Switch がどちらも2,300円です。Switch 2 Edition へは100円のアップグレードパスがあります。
Silksong の公式サイトでは、PS4・PS5・Xbox も対応機種に挙がっています。5本の中では、遊べる機種がいちばん幅広い作品です。PS・Xbox 版の価格は、各ストアで確かめてください。
ただ、Steam の日本語レビューは「やや好評」(74%)で、全言語の直近30日の91%より低めです。理由までは確かめられていないので、買う前に日本語のレビューで不満の中身を何件か読んでおくと安心です。
Dispatch(選択で関係が変わる職場コメディ)
AdHoc Studio のスーパーヒーローものの職場コメディです。主人公はヒーローではなく派遣係で、事件にどのヒーローを送るかを決めていきます。ストアの説明では、休憩室の会話から現場の判断まで、選択が物語に影響するとされています。
日本語は表示と字幕で、音声は英語です。Dispatch の Steam ストアページのほか、Switch・Switch 2 と PS5 でも出ています。
定価は3,400円で、10月26日時点では Steam・Switch とも20%引きの2,720円でした。Switch 版のセールは10月31日までです。
Steam の年齢表記には、言葉づかいや暴力、喫煙・薬物の描写などが挙がっています。大人向けの表現があることは知ったうえで選んでください。Steam の日本語レビューは「非常に好評」(96%)で、5本の中でいちばん高い評価です。
Megabonk(押し寄せる敵を倒して強くなる)
押し寄せる敵の群れを倒しながら強くなり、どこまで生き残れるかに挑むローグライク系のアクションです。開発と販売は vedinad さんで、キャラクターは20人います。価格は1,200円で、5本の中ではいちばん手ごろです。
買えるのは Steam で、Windows と Linux に対応しています(Mac は非対応)。日本語はメニューなどの表示のみです。
日本語レビューは「やや好評」(76%)、全言語の直近30日は「非常に好評」(88%)。評価の中身は Megabonk の Steam ストアページで読めます。
エスケープ フロム ダッコフ(見下ろし型の脱出シューター)
原題は『Escape from Duckov』。アヒルだらけの世界で物資を集め、隠れ家を育てながら脱出を目指す見下ろし型のシューターです。開発は Team Soda、販売は bilibili です。
敵はすべてコンピューターで、1人でじっくり遊べます。ストアの説明では、1周目で50時間以上遊べるとしています。Steam で1,800円、Windows と Mac に対応しています。
日本語は表示と字幕です。日本語レビューは「非常に好評」(93%)で、ダッコフの Steam ストアページでは日本語名で並んでいます。
Slay the Spire 2(デッキを組んで塔を登る)
カードを集めてデッキを組み、塔を登っていくカードバトルの続編です。2026年3月5日から Steam で早期アクセス中で、価格は2,800円。最大4人の協力プレイにも対応しています。
Sensor Tower は初月の販売本数を推計590万本としています。ただ、正式版ではないので、内容はこれからも変わります。日本語は表示のみです。
日本語レビューは「やや好評」(79%)で、Slay the Spire 2 の Steam ストアページから買えます。前作の遊び方はローグライクとローグライトの違いを書いた記事で紹介しています。
Switch で遊べるのは5本のうち2本
| 作品 | 遊び方 | 日本語(Steam の表記) | 遊べる機種(確認できたもの) | 価格の目安 | Steam の日本語レビュー(件数) |
|---|---|---|---|---|---|
| Hollow Knight: Silksong | 探索アクション | 表示・字幕・音声 | Steam/Switch・Switch 2/PS4・PS5/Xbox | Steam・Switch 2,300円 | やや好評 74%(1,417件) |
| Dispatch | 選択で進む物語 | 表示・字幕(音声は英語) | Steam/Switch・Switch 2/PS5 | 3,400円(10月26日は2,720円) | 非常に好評 96%(227件) |
| Megabonk | 生き残りのローグライク | 表示 | Steam | 1,200円 | やや好評 76%(332件) |
| エスケープ フロム ダッコフ | 脱出シューター | 表示・字幕 | Steam | 1,800円 | 非常に好評 93%(1,497件) |
| Slay the Spire 2 | カードバトル(早期アクセス) | 表示 | Steam | 2,800円 | やや好評 79%(2,557件) |
価格は10月26日時点の Steam・任天堂の税込価格で、レビューも同じ日の値です。セールで変わることが多いので、買う前にストアで確かめてください。
結局どれを選ぶか
Switch で遊びたいなら、Silksong か Dispatch です。歯ごたえのある探索なら Silksong、物語を読みたいなら Dispatch が合います。
PS5 なら2本とも選べて、確認できた範囲で Xbox に出ているのは Silksong です。PC で、まず安く1本試したいなら Megabonk。1人で長く遊べる緊張感がほしいならダッコフで、Mac の人もこちらが選べます。
カードで考えるのが好きなら Slay the Spire 2 です。完成した形で遊びたい人は、正式版を待つ手もあります。
30日で50万本という数字は、多くの人が買ったという目安にはなります。ただ、自分に合うかは別の話です。迷ったら、日本語レビューが高く字幕で読める Dispatch から。
Switch 版のセールは10月31日までなので、気になった人はその前にストアで値段を確かめておくといいです。
※ PS5・Xbox 版の価格は一次情報を確認しきれていないため、誤りがあればお問い合わせからお知らせください。
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