日本語フルボイスはシリーズ初

『トータルウォー:ウォーハンマー40,000』が、シリーズで初めて公式の日本語フルボイスに対応します。東京ゲームショウ2026で、開発元 Creative Assembly のアティラ・モハーチ ディレクターが語りました。

1作目『Shogun: Total War』が出たのは2000年です。以来26年、公式の日本語フルボイスはありませんでした。

セガが本作を発表したのは2025年12月です。対応機種はPS5、Xbox Series X|S、PC(Steam / Epic Games Store)。発売は2027年の予定で、価格は公表されていません。

Steam のストアページには、日本語のインターフェース・音声・字幕への対応が記載されています。

日本市場と家庭用機、両方がそろった

モハーチ氏は理由をいくつか挙げました。ミニチュアゲーム『ウォーハンマー40,000』が日本で人気を伸ばしていること、セガ傘下の社内から日本語対応を求める声があったことです。

もうひとつが、日本の家庭用ゲーム機市場の強さです。本作はシリーズ初の家庭用機向け作品でもあります。両方がそろったいまが「絶好の機会」だと話しました。

モハーチ氏にとって、戦国日本を扱った1作目は自身の原点です。日本語対応を「日本への貢献の形」と表現していました。

有志のMODが埋めた26年

公式の対応がない間、日本のプレイヤーを支えたのは有志の日本語化MODです。同席したセガの広報担当も、MOD経由で遊ぶ日本人が多いと把握していると説明しました。

モハーチ氏はMODを作った人たちに「心から感謝している」と述べ、ようやく公式として応えられると続けました。

シリーズのこれまで

作品 発売 機種 販売本数 備考
Shogun: Total War 2000年 PC 非公表 戦国日本が舞台の1作目
Medieval: Total War 2002年 PC 非公表 中世ヨーロッパへ
Rome: Total War 2004年 PC 非公表 戦場が3Dに
Medieval II: Total War 2006年 PC 非公表 中世に回帰
Empire: Total War 2009年 PC 非公表 18世紀。海戦を追加
Napoleon: Total War 2010年 PC 非公表 人物に絞った構成
Total War: SHOGUN 2 2011年 PC 非公表 戦国日本に再挑戦
Total War: ROME II 2013年 PC 非公表 共和政ローマを再構築
Total War: ATTILA 2015年 PC 非公表 西ローマ崩壊期
Total War: WARHAMMER 2016年 PC 非公表 初の空想世界
Total War: WARHAMMER II 2017年 PC 非公表 三部作の2作目
Total War: THREE KINGDOMS 2019年 PC 非公表 三国志が舞台
Total War: WARHAMMER III 2022年 PC 非公表 三部作の完結
Total War: PHARAOH 2023年 PC 非公表 古代エジプト
トータルウォー:ウォーハンマー40,000 2027年予定 PS5 / Xbox Series X|S / PC ― 初の家庭用機とフルボイス

機種は初出時のものです。販売本数は作品ごとには公表されていません。セガが出しているのは2025年6月時点のシリーズ累計4,830万本以上という数字だけです。表は本編のみで、派生作は省きました。

けん玉のひとこと

日本語化MODを作った人たちに、公式が名指しで感謝したところが効いています。売れそうだから訳す、ではなく、もう遊んでいる人がいるから訳す。順番が逆なんですよね。

26年は確かに長いです。ただ、PC専用だった歴史ストラテジーが家庭用機と日本語音声を同時に手に入れたのが今だ、と考えるほうが近いはず。

字幕を目で追わずに戦場の声を聞ける。それだけで、あの重々しい世界の手触りはかなり変わるはずです。2027年まで間はありますが、MODで遊んできた人にこそ、その声を聞いてほしいところ。