『007 ファーストライト』(007 First Light)の Switch 2 版が、2027年3月に延びました。IO Interactive が9月15日に発表しています。

『ヒットマン』シリーズのスタジオが作る、若き日のボンドを描くスパイアクションです。他機種版は2026年5月27日に出ており、待っているのは Switch 2 だけになりました。

日付が出ないかぎり、待ち時間は読めない

時期が動くのは3度目です。当初は全機種そろって2026年3月27日でした。そこから5月27日へ動き、Switch 2 版だけが2026年夏の後半へずれます。今回それが2027年3月になりました。

3月のどこかはまだ出ていません。他機種版との差は9か月から10か月です。いま遊ぶなら PS5・Xbox Series X|S・PC 版があります。日本語の音声と字幕への対応や価格は、Steam のストアページで確認できます。

延期の理由は行き詰まりではない

技術プロデューサーの Cristina Vega 氏が Inven Global の取材に答えています。移植そのものは順調で、3月の映像と夏の段階を比べると進み方は大きかったそうです。

詰まったから延ばしたのではない、というのが Vega 氏の説明です。走り続けたチームに一息つく時間、マーケティング側の要望、そのほかの事情が重なったと話しています。

いちばん磨かれた形で遊んでほしい。延ばした理由の芯は、そこに置かれていました。

30fps を守るために落としたもの

最優先は安定した30fps で、携帯モードでも同じ目標です。初期には解像度に応じてフレームレートを変える案も試しましたが、うまくいかなかったそうです。

描画には Meshlets という手法を新たに入れました。効率は上がる一方、開発期間が延びた一因でもあります。

削る場所には線引きがあります。敵や NPC の数を減らすのは論外だと Vega 氏は話し、遠景や木のディテールを落としました。レイトレーシングは切り、マウス操作にも対応しません。

けん玉のひとこと

待つか、先に他機種で遊ぶか。10か月近い差はさすがに大きいんですよね。ただ、どこを削ってどこを守るのかまで話してくれたのは、待つ側としてありがたいところ。

敵や NPC の数は減らさない、という線引きには納得できます。遠くの木が少しぼやけても、物陰から次の一手を探る緊張感は変わらないはず。

分かれ目は、携帯モードで遊びたいかどうか。こだわりがないなら、先に他機種で。持ち歩きたいなら、2027年3月の日付が出るのを楽しみに待ちましょう。