米国特許商標庁が 9 月 3 日、マイクロソフトの特許出願を公開しました。ゲームを止めて広告を流し、代わりに遊べる時間を与える仕組みです。
広告を見ると遊べる時間が戻る
中心にあるのが「クレジット」です。プレイヤーはまず、広告なしで遊べる枠を受け取ります。枠が尽きると画面が止まり、動画か静止画の広告が流れます。見終わると新しいクレジットが入ります。
枠の長さは時間でも、ゲームの進み具合でも決められます。15 分・30 分のほか、1 レベルの完了や 3 試合という区切りが並びます。
止める場所を三つの方法で探す
システムはクレジットが残り 10〜20 パーセントになると「窓」を設けます。その窓のあいだに、ボス戦のあとやロード画面のような、割り込んでも邪魔になりにくい瞬間を探します。
探し方は三つです。開発者が API で目印を埋めておく方法と、カウントダウンでプレイヤーに選ばせる方法があります。もうひとつは、映像と音声を機械学習で解析する方法です。
7 月のテストとは前提が違う
マイクロソフトは 7 月 23 日、広告付きのクラウドゲーミングのテストを発表しました。Xbox Insider 向けに、手持ちのゲームを 1 時間まで無料で遊べます。
ただしこのテストで広告が流れるのは、セッションが始まる前だけです。公式ブログも、プレイの流れを中断しないと明記していました。内容は Xbox Wire の告知で読めます。
今回の出願は、逆にプレイの途中で止めることを前提にしています。出願日は 2026 年 4 月 23 日で、2023 年 5 月の出願を引き継いだものです。マイクロソフトは何も表明しておらず、公開は製品化を意味しません。
けん玉のひとこと
広告と聞くと身構えますが、この出願でいちばん引っかかったのは、止める場所を探そうとしているところ。ボス戦の最中に割り込まれたら、たぶんもう二度と起動しないんですよね。
気になるのは、判定が外れたときです。機械学習が落ち着いていると読んだ場面が、本人には一番の山場かもしれません。開発者が目印を置く方式なら、そこは作り手が守れるはずです。
ソフトの値段が上がるなかで、時間を差し出して安く遊ぶ道が増えるのは歓迎したいところ。大事なのは、買い切りの道が残ることと、どこで止まるかを選べることです。
7 月のテストが本編の途中にも広告を挟む形に変わるかどうか。広告を避けたい人ほど、そこは見ておいて損がないはずですよ。
※ 特許出願の公開日は一次情報を確認しきれていないため、誤りがあればお問い合わせからお知らせください。





