ソニーが PlayStation のディスク生産終了について、開発者にアンケートを送ったと報じられています。情報源は YouTube のリーカー Moore’s Law is Dead の Tom 氏。確度は低。根拠は関係者からの伝聞だけです。

発言は自身の番組 Broken Silicon Podcast でのものです。ソニーは肯定も否定もしておらず、海外メディアの報道もこの発言をなぞったものです。

物理で売らなくてよいか、と遠回しに聞いている

Tom 氏は、そのアンケートを関係者から「ほぼ過去最大級の規模」と聞いたとしています。ゲームを物理で売らないことに問題はないか、と遠回しに尋ねる質問が含まれていたとされます。

Marvel’s Wolverine のディスク版がいまも売れている点にも触れ、反応しだいで軌道修正はありうると見ています。ただし裏づけのある話ではありません。

反対の署名は38万件を超えた

ソニーは2026年7月1日、2028年1月以降の新作はディスク版を作らないと発表しました。発売済みの作品と、それより前に出るディスク版は対象外です。

反発は続いています。Change.org の署名「Don’t Kill the Disc」は9月26日時点で38万件を超えました。小島秀夫氏も7月、物理メディアで育った身として悲しいと語っています。

開発側の受け止めも穏やかではありません。Digital Foundry の John Linneman 氏は8月31日の番組で、ゲームズコムで聞いた話を紹介しました。

これらの会社の多くは物理での販売から大きな売上を、実のところ大半を得ています。(Digital Foundry「DF Direct Weekly」)

けん玉のひとこと

アンケートを送ったこと自体は、方針を撤回する約束ではありません。聞くだけ聞いて、そのまま進めることもあるはず。それでも、決めたあとに作り手へ意見を求めたのなら、社内でもまだ固まっていないのでしょう。

気になるのは、反対の声の中身が読者と作り手でずれているところなんですよね。手元に残したい人と、売上を物理に支えられている会社とでは、困る理由が違います。やめるか残すかの二択の外に、答えはあるはずです。

2028年1月まではまだ時間がありますし、いま店頭に並ぶディスクが消えるわけでもありません。方針が動くなら、年末商戦の前後にソニーから何か出るはず。

慌てて買い集める必要はありません。パッケージで棚を埋めてきた人は、様子を見ながら好きな形で買い続けてください。