『Gears of War: E-Day』の海外レビューが10月1日に解禁されました。発売は10月6日で、Xbox Series X|S、Windows、Steamに同時に出ます。
予習の要否や日本語対応は、前の記事過去作はどこまで遊んでおくべきかで整理しました。ここから先は点数の内訳と、媒体ごとの評価の中身です。
スコアまとめ
OpenCriticの平均点は88点です。10月2日時点で54件が集まり、推奨すると答えた評論家は90%でした。
Metacriticは機種で分かれます。Xbox Series X|S版が86点(29件)、PC版が84点です。
賛否混在のうち最も低いのはGamekultの50点です。どちらも発売前の数字で、発売後に動きます。下の表は本文を読んだ5媒体の点数です。
| 媒体 | 点数 | 評価の軸 |
|---|---|---|
| Pure Xbox | 10/10 | 兄弟の絆と戦闘の刷新 |
| CGMagazine | 9/10 | 映像と入口としての親切さ |
| GamingBolt | 9/10 | 12時間のテンポ配分 |
| VGC | 4/5 | 銃撃の快感と物語の薄さ |
| Wccftech | 7.4/10 | PCの描画と動作の安定 |
媒体ごとの評価
Pure Xbox(10/10)
Craig Reid氏がXbox Series X|Sで、Hardcore難度を約16時間。走りと乗り越えの追加で、戦闘はシリーズ20年で最良という評価です。
舞台のKalona Cityは密度が高く、崩れる建物が戦いの形を変える点も評価しています。欠点はチェーンソー対決とフラグタグの不在だけでした。
The Coalitionは、初代三部作を象徴していたものを新作に見事に織り込んだ。(Pure Xbox)
対戦の評価は後日とのことです(Pure Xbox のレビュー(英語))。
CGMagazine(9/10)
Zubi Khan氏がPCで約15時間。罪と後悔を人間の話として描いた筋立てを評価し、マーカスとドムの関係に踏み込んだ点を挙げています。夜の場面はレイトレーシングが効き、Xbox独占作で最も美しいという評価でした。
引っかかったのは終盤のボスと味方AIです。ボスは弾を吸うだけになり、仲間は地形に詰まって死にます(CGMagazine のレビュー(英語))。
GamingBolt(9/10)
Shubhankar Parijat氏がXbox Series Xで約12時間。登る、跳ぶ、滑るが揃い、遭遇戦に高低差と層ができたとしています。見せ場とボス戦が続き、12時間を失速させずに走り切る配分も評価しました。
一方で脚本は不均一だという指摘です。マーカスの心の傷は繰り返しで面白くない、ドムが掘られない、任意ミッションが反復的と欠点を挙げました(GamingBolt のレビュー(英語))。
VGC(4/5)
Chris Scullion氏がXbox Series X|Sで10〜15時間。敵の種類で対処が変わる銃撃の手応えを高く評価しています。
物語には厳しい評価でした。マーカスとドムの関係は終盤の短い場面までほとんど描かれないと指摘しています。同じ橋を3回渡らされる使い回しも挙げました(VGC のレビュー(英語))。
E-Dayに足りないのは情感だが、それを騒がしさで補って余りある。(VGC)
Wccftech(7.4/10)
Alessio Palumbo氏がPCでシリーズ最長の20時間超。高難度では敵AIが容赦なく、遮蔽物を使う三人称シューターとして市場最良だとしています。
評価を下げたのは物語です。『Gears 5』から後退したとし、選択をしても物語も遊びも変わらない点を挙げています。
PCでは移動時の引っかかりが広い場所で出て、修正は期待しにくいという見立て。仲間AIも与える損害が小さく、倒された自分を起こしに来ないとしています(Wccftech のレビュー(英語))。
評価が分かれた点
最も割れたのは物語の重さです。Pure XboxとCGMagazineは、マーカスとドムの絆が人の側から描かれている点を評価の中心に置きました。
一方でVGC、GamingBolt、Wccftechは、その関係が終盤まで掘られないことを欠点に挙げています。点数が高い媒体でも、ここは共通の指摘でした。
動作も機種で差が出ました。Xbox Series Xは60fpsで安定し、PCは40fps一定。MetacriticのXbox版86点、PC版84点という差にも効いていそうです。
日本語版の状況
発売は10月6日。Xbox Series X|S、Windows、Steamで同時に出ます。価格は執筆時点で通常版9,800円、プレミアム版14,000円です。
日本語は音声・字幕・インターフェースのすべてに対応します。Steamのストアページの対応言語表で、日本語音声の対応が確認できます。Game Passは初日配信で、対象はUltimateとPC Game Passです。
けん玉のひとこと
点数そのものより、5媒体が揃って戦闘の刷新を高く評価したことが大きいと思います。Pure Xboxは「シリーズ20年で最良」とまで書いています。
物語で割れたのは、前日譚という形そのものの難しさなんですよね。結末を全員が知っている話で驚かせるのは簡単ではありません。それでも絆を中心に置いた媒体があるのは、開戦の日を市民の側から見せたからでしょう。
反復の指摘も正当なはずです。同じ橋を3回は多いところ。ただ、12時間で走り切った媒体がテンポを褒めているのも見逃せません。
迷っている人の分かれ目は、戦闘だけで9,800円を先に出すか、Game Pass Ultimateで確かめてから決めるかです。発売の6日が楽しみなところです。





