PlayStationの公式ブログで、AIアップスケーリング技術「QSSR」が発表されました。使えるのは通常のPS5です。PS5 Proを持っていなくても画質が上がります。
Proを買うべきか迷う人向けの整理はPS5 Proは今買うべきかで書きました。そこで挙げた「Pro専用の画質向上」という材料が動きます。
PS5 Pro専用だった技術を、軽くしてPS5に載せた
QSSRはQuick Spectral Super Resolutionの略です。低い解像度の映像をAIで引き伸ばし、元の解像度に近づける技術です。
同じ役目のPSSRはPS5 Proに積まれていますが、処理が重くPS5では動きませんでした。AMDとの共同開発「Project Amethyst」から生まれたQSSRは、構造を簡素にしPS5に合わせて実装を詰めています。
最高水準はPS5 ProのPSSRのまま。QSSRはPS5での精細さと安定性を改善するもので、Pro並みになるとは書かれていません。
まずはウルヴァリンとGhost of Yōteiの2本
10月2日のパッチで、『Marvel’s Wolverine』と『Ghost of Yōtei』が対応しました。グラフィック設定に、選択肢としてQSSRの項目が増えました。
Insomniac GamesのMike Fitzgerald氏は、ローガンが旅する街の密度が上がるとしています。
PS5でプレイする皆さんにも、PS5 Proの体験の一端を味わっていただけます。
Ghost of Yōteiを作ったSucker Punchは、動きのなかでも画面の見え方が安定したとしています。
今後はPlayStation向けの全開発者に提供されますが、ほかのソフトに広がるかはパッチ次第とみられます。
けん玉のひとこと
発売から時間がたった本体に、あとから画質を上げる技術が降りてくるのはありがたいんですよね。137,980円のProを前にして手が止まっていた人には、迷う理由がひとつ減ったはず。
ただ、明日から全部のソフトが綺麗になるわけではありません。対応はソフトごとの判断で、いまのところ2本です。
増えるかは、開発側がパッチを当てる手間に見合うと感じるかどうか。長く遊ばれているソフトほど後回しになりそうなところ。
それでも、Proを持っていない側に目を向けてくれたこと自体が大きいと思います。上位機を出したあとに下位機を置いていかないハードは、持っていて安心できるんですよね。ウルヴァリンの新宿の路地がどう変わるのか、確かめられるのは今日からです。





