『ソニックレーシング クロスワールド』が、発売から1年を越えました。2025年9月25日にPS5やSwitchで出たレースゲームです。
ソニックレーシング クロスワールドが有料DLCで回した1年、マリオカート ワールドの無料更新と比べる

この1年、セガは有料のコラボDLCを立て続けに出してきました。そして2026年9月16日、2年目の「シーズン2」を発表しています。コラボの第1弾はゴジラ、第2弾はエヴァンゲリオンです。
一方、任天堂の『マリオカート ワールド』は無料の更新データで中身を足しています。同じレースゲームで、続きの売り方がきれいに分かれて見える。
ただ、並べてみると話はもう少し込み入っています。
1年で7パック、2,990円ぶん
Steam のシーズンパスを見ると、1年目に用意されたDLCパックは7つです。価格は2,990円でした。
顔ぶれはマインクラフト、スポンジ・ボブ、パックマン、ロックマン、TMNT、アバター伝説、そしてソニックプライム。レースゲームのコラボ先として、ゲームの枠を大きく外に出ています。
パックひとつにプレイアブルキャラクターと専用車両、コース、音楽、エモートが入ります。エモートはキャラクターあたり6個です。キャラだけ足して終わりではありません。
配信は12か月に分けて進みました。ソニックプライムはローンチから使え、ロックマンは2026年3月、TMNTは7月。最後のアバター伝説が2026年10月に出る予定です。
セガは発売から1か月足らずで、全世界100万本の突破を発表しています。2025年10月23日のことでした。その走り出しに月ごとのコラボを重ねて、1年を引っ張った形になります。
シーズン2は無料と有料の二階建て
シーズン2を「有料パスの2周目」とまとめると、少し外れます。発表の中身は二階建てです。
まず無料アップデートの第1弾として、ベヨネッタが参戦します。専用マシン「バタフライウィッチ」付きで、2026年秋から配信予定。こちらは追加の支払いなしで手に入ります。
その上に有料の「シーズンパス2」が乗ります。合計6パックで、ゴジラとエヴァンゲリオンが第1弾と第2弾。価格はまだ発表されていません。
残りのコラボ先は、10月10日にアメリカで開かれるワールドチャンピオンシップ決勝で明かされる予定です。
無料で配るキャラクターと、パスに入れるコラボを分けてきた。1年目のシーズンパスにはなかった線引きです。
マリオカートも無料だけで来たわけではない
『マリオカート ワールド』の更新データ Ver.1.8.0 は、2026年9月10日に配信されました。スーパーファミコンのコースが、VSレースとタイムアタック、通信対戦に加わっています。
マリオサーキット、おばけぬま、チョコレーとう、バニラレイク、ノコノコビーチ。サバイバルには「プロペララリー」と「カブラリー」の2ルートが足されました。観戦モードの機能も広がっています。
有料DLCの告知は、今のところありません。
ただ、前作では話が違いました。『マリオカート8 デラックス』のコース追加パスは2,500円の有料DLCです。全48コースを6弾に分け、2022年3月から2023年11月まで配信されました。
Nintendo Switch Online + 追加パックに入っていれば、追加の料金はかかりません。定額サービスの特典として抱き合わせる形で、ここも単純な無料ではなかった。
つまり「任天堂は無料、セガは有料」という線引きではありません。最新作の時点でそうなっている、というだけの話です。
払う側から見ると、どう違うのか
遊ぶ側に効いてくるのは、支払いの形です。
クロスワールドは、パスを買えば1年分のコラボが順に降りてきます。2,990円で7パック。1パックあたり400円台で、キャラと車両とコースが付く計算です。中身の量で見れば、むしろ割安なほうです。
ただ、買わないと走れないコースが増えていきます。パスを持つ人と持たない人で、遊べる範囲が分かれる。レースゲームは同じコースを同じ条件で走れることが土台にあるので、ここに段差ができると長く続けるほど効いてきます。
更新データのほうは、全員の手元に同じコースが足されます。分断は起きませんが、足される量と間隔は作り手の都合しだいです。待つ側に選択肢はありません。
もうひとつ違うのは、売上の立ち方です。コラボ1本ごとに人を呼び、そのたびに支払いが発生する。マリオカートツアーの7年を振り返ったときにも書きましたが、毎月の課金が積み上がるかどうかで運営の寿命は決まります。
本体を売り切ってから無料で足し続けるには、本体の売上で先の費用まで賄える見通しが要る。どちらが正しいという話ではなく、立っている場所が違うだけです。
けん玉のひとこと
コラボを連打する運営は、正直に言えば好きです。パックマンとロックマンとTMNTが同じコースに並ぶ画は、ソニックのレースゲームでしか成立しないんですよね。版権を集めて回すのは地味に大変なはずで、1年で7パック続けたのは相当なことだと思います。
気になるのは、オンラインで遊べる範囲が買った人と買わない人で分かれていくところ。あとから入った人が「そのコースは持っていません」と弾かれる場面が増えると、人の輪は広がりにくくなります。
シーズン2で無料のベヨネッタを先に置いたのは、そこへの答えだと受け取りました。全員に届くものと、払った人に届くものをきちんと分けています。1年目よりよく考えられていますね。
マリオカートのやり方が上でセガが下、という話でもありません。8 デラックスは2,500円のパスを売っていて、それでも今なお遊ばれています。払った分だけ中身が増えるなら、文句の出る売り方ではないはず。
シーズンパス2が気になる人は、まず値段を見てほしいところ。6パックで1年目と同じ2,990円なら、割安な部類だと思います。ゴジラとエヴァンゲリオンの続きを、10月10日の発表とあわせて楽しみに待ちたいですね。
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