PS6はいつ出るのか。ソニーグループの十時裕樹社長兼CEOが、米ウォール・ストリート・ジャーナルの取材に答えました。次世代機の発売日は社内でもまだ決まっていない、という内容です。
5月から姿勢は変わっていない
十時氏は2026年5月8日の経営方針説明会でも同じことを述べています。次世代機の時期も価格も「決まったものはない」という答えでした。
8月の取材は、その状態が3か月たっても動いていないことを示した形です。理由に挙げたのは、貿易摩擦と部品の供給網の混乱でした。
価格を置けないうちは日付も置けない
重しの中心はメモリです。5月の説明会で十時氏は、2027年もメモリ価格の高騰が続くという見方が大勢だと説明しました。AIのデータセンター向けにDRAMの需要が伸び、ゲーム機が使う分まで値上がりしています。
本体価格はメモリの調達費に直結します。PS5は2026年4月の改定で、ディスクドライブ搭載モデルが97,980円になりました。十時氏はハードのコスト削減や売り方の工夫を挙げ、ビジネスモデルも含めて試算を重ねると語りました。
2027年説はどこへ行ったか
PS6は当初、2027年の発売が見込まれていました。PS5の発売は2020年11月なので、7年での世代交代という計算です。ところが2026年2月、複数の海外メディアが後ろ倒しの検討を報じました。
理由はメモリ不足で、2028年から2029年へという見方です。2029年ならPS5から9年。歴代の世代交代はおおむね6〜7年なので、単純計算では最も長い間隔になります。ソニーからの追認や否定は確認できていません。
けん玉のひとこと
はっきりしたのは「まだ何も決まっていない」ということだけ。裏を返せば、いま出回っている発売日の予想には、社内の決定という裏付けがないんですよね。2027年も2029年も、外から見た推測というところ。
歯切れの悪さは、価格を軽々しく口にしないための慎重さだと受け取っています。10万円に近づいたPS5から、さらに上げるかどうか。先に決まらないのは日付ではなく、値段のほうなんですよね。
上げるなら、その分の理由は数字で示してほしいところ。値上がりの起点は初代プレイステーションの39,800円を検算した記事で追いました。
待たされるのは残念ですが、部品が高いまま無理に出して価格が跳ね上がるよりはいいはず。PS6を待つか、PS5で今の作品を追うか。来年に慌てて買い替える話ではなさそうなので、しばらくは手元の一台を大事にしたいところです。





