スコアまとめ

Metacritic の平均は 84 点です。9 月 26 日時点で批評家レビューは 7 件、全件が Positive に分類されています。ユーザースコアは 12 件で 7.3 です。件数が少なく、差の理由までは読み取れません。

7 件はまだ少なく、レビューが増えれば平均は動きます。点数は 80 点から 90 点の幅に収まりました。どの媒体も移植の出来そのものは認めています。点数を付けていない Inven Global のレビューも合わせて読みました。

媒体 点数 評価の軸
SECTOR.sk 90 動作モードの選択肢
What’s It Like? 90 短時間で回せる周回性
Hobby Consolas 85 移植としての技術と見た目
Merlin’in Kazanı 85 移動の多い人への適性
Nintendo Insider 80 本編と拡張 2 本の物量
Nintendo Life 80 物量と反復の飽きにくさ
Uagna.it 80 物量と動作の落ち込み

媒体ごとの評価

Nintendo Life(80 点)

Mitch Vogel 氏は、8 つのクラスとスキルの振り直しができる作りを挙げ、試しながら遊べる幅を評価しました。拡張 2 本で本編のおよそ倍の時間が入っており、数分おきに装備とレベルが動く手応えが続くと書いています。

携帯では 1080p・40fps のパフォーマンスモードがよく動くとのこと。30fps の品質モードは目標を保ちきれず、敵が増えると動きの表現が簡略化されると指摘しています。

陰のある画づくりと膨大な物量、ほぼ無限の反復性が、この一本を勧めやすくしています。

Nintendo Life のレビュー(英語)

SECTOR.sk(90 点)

What’s It Like? と並ぶ最高点です。パフォーマンスモードは 40fps を保ち、PC や据置で遊んできた人の感覚に近いと書いています。携帯・TV ともに 1080p で、TV でこのモードを使うには 120Hz 以上の表示環境が必要です。

品質モードは 30fps ですが、影と反射にレイトレーシングが入ります。HD 振動 2 の使い方も丁寧だと評価しました。

不満は常時接続の 1 点です。飛行機の中のような通信のない場所では遊べないことを挙げています。

SECTOR.sk のレビュー(スロバキア語)

Uagna.it(80 点)

Lorenzo Bologna 氏は、携帯モードこそがこの移植の見どころだとしています。画面が小さいぶん簡略化が目立たず、ドックにつないだときより見ていて心地よいとまで書きました。

暗い世界観を保ったまま持ってきた点は「小さな技術的奇跡」と評しています。一方で TV に映すと、テクスチャや地形、効果の作り込みが PC・PS5・Xbox 版より落ちていることが分かると書いています。

敵と効果が重なる場面ではフレームも落ちます。常時接続については、携帯性という考え方そのものを削いでいると書いています。

Uagna.it のレビュー(イタリア語)

Inven Global(点数なし)

John Popko 氏は、携帯とドックで評価をはっきり分けました。携帯では戦闘が激しくなってもフレームと解像度を保ち続け、ロードも速いとしています。

ドックにつないだときは前世代機の絵に見え、ボス戦で入力の遅れを感じたと書いています。避けることを要求してくる作りでこれは痛い、という指摘です。

テレビで遊ぶなら、それは劣ったほうの『ディアブロIV』です。

Inven Global のレビュー(英語)

評価が分かれた点

最も割れたのは据置での見え方です。Inven Global が厳しいのに対し、85 点の Hobby Consolas は技術面でも見た目でも見事な移植だと評しました。

80 点の Uagna.it はその中間で、TV では簡略化が見えるが携帯なら気にならないという立場です。

常時オンラインは全媒体が触れましたが、点数への響き方が違いました。SECTOR.sk は 90 点を付けたうえで、通信のない場所で遊べないことを唯一の不満に挙げています。

Nintendo Life は前作にあったオフラインが消えたことを構造的な後退として扱い、80 点にとどめました。切断されるとホーム画面に戻されることも挙げています。

遊ぶ場面の想定でも立場が分かれます。85 点の Merlin’in Kazanı は、国や街をまたいで移動しながら遊びたい人には最高の詰め合わせだとしています。

一方の Nintendo Life は、据置の前に座る人にとっては 3 年前から他機種で遊べていた内容だと前置きしました。

日本語版の状況

日本では 9 月 16 日に配信済みで、価格は 8,400 円(税込)です。本編に加えて拡張パック「憎悪の器」「憎悪の帝王」が入っており、日本語に対応しています。

遊ぶにはインターネット接続と Battle.net アカウントが必要です。パッケージはコードインボックス形式で、カードにソフトは入っていません。

PC などで進めたデータは引き継げます。クロスプレイには Nintendo Switch Online への加入が要ります。USB 接続のマウスは使えますが、Joy-Con 2 のマウス機能には対応していません。

けん玉のひとこと

点数は 80 点から 90 点に固まりました。でも買うかどうかを決めるのは、点数より置き場所の話なんですよね。テレビの前に PC や PS5 があるなら、そちらのほうがきれいに動きます。この移植が輝くのは、布団の中と移動中です。

引っかかるのはやはり常時接続。電波の届かない場所で 1 時間だけ回す、という遊び方ができないところ。携帯機に持ってきた意味の半分はそこにあるはずなんですよね。

オフラインを作り込むのが簡単でないのは分かります。それでも、キャンペーンだけでも切り離せる日は来てほしいところ。

8,400 円は、本編に拡張 2 本と 3 年分の更新が付いた値段です。サンクチュアリを初めて歩く人には、悪くない入り口のはずなんですよね。

迷っている人の分かれ目は、携帯で遊ぶ時間がどれだけあるか。通勤や寝る前の 30 分を当てられる人には、長く付き合える一本になるはずです。

※ 日本語版の製品名の正式な表記は一次情報を確認しきれていないため、誤りがあればお問い合わせからお知らせください。