2027年にMeta Quest向け、開発はあまた

あまた株式会社が9月24日、『逆転裁判5 VR』を発表しました。カプコンの許諾を受け、開発と販売を担います。発売は2027年、価格は未定です。

対応機種はMeta Quest 2、Quest Pro、Quest 3/3S、Meta VR Glasses。Meta Horizon Storeのダウンロード専用で、1人用、プレイ時間は15時間以上を予定しています。

日本語に対応し、操作はハンドトラッキングのピンチとタップが基本です。コントローラーでも遊べます。映像は公式サイトで公開されています。

選ばれた『5』は、成歩堂が法廷へ戻る回

『逆転裁判5』は2013年にニンテンドー3DSで出ました。8年の空白を経て成歩堂龍一が弁護士に復帰し、「法の暗黒時代」と呼ばれる荒れた司法に立ち向かう回です。

証言と証拠品のムジュンを突く法廷バトルはそのままです。『5』で加わった「ココロスコープ」「カンガエルート」もVRで体験できるとしています。選ばれた理由は公表されていません。

本編の最新作『逆転裁判6』から、10年新作が出ていません。この空白はカプコンの休眠IPを並べた記事でも扱いました。第1作から来月で25周年です。

「逆転裁判」のVRはこれが初めてではありません。カプコン直営の施設では1〜2人用のアトラクション「逆転裁判 VR20号事件」が稼働中です。公式の紹介ページでは所要約25分とあり、開発元も遊ぶ場所も今回とは別です。

シリーズのこれまで

作品 発売 機種 備考
逆転裁判 2001年10月12日 ゲームボーイアドバンス シリーズ第1作
逆転裁判2 2002年10月18日 ゲームボーイアドバンス 成歩堂編の続き
逆転裁判3 2004年1月23日 ゲームボーイアドバンス 成歩堂編の完結
逆転裁判4 2007年4月12日 ニンテンドーDS 主役が王泥喜法介へ
逆転検事 2009年5月28日 ニンテンドーDS 御剣怜侍が主役の外伝
逆転検事2 2011年2月3日 ニンテンドーDS 御剣編の続き
逆転裁判5 2013年7月25日 ニンテンドー3DS 成歩堂が弁護士に復帰
大逆転裁判 2015年7月9日 ニンテンドー3DS 明治時代が舞台の外伝
逆転裁判6 2016年6月9日 ニンテンドー3DS 本編の最新作
大逆転裁判2 2017年8月3日 ニンテンドー3DS 外伝の完結編
逆転裁判5 VR 2027年予定 Meta Quest あまたが開発・販売

本編の新作が止まったあとも、出し直しは続きました。カプコンの公表では、2019年の『成歩堂セレクション』が世界500万本です。2021年の『大逆転裁判1&2』は130万本です。2024年には『456 王泥喜セレクション』も出ています。

けん玉のひとこと

完全新作を待っていた人には遠回りに見えるかもしれません。ただ、選んだ作品が『5』なのはうまいところ。証拠品を手に取り、証人の表情を正面から見る。それだけで法廷バトルはVRに向くはずなんですよね。

気になるのは、15時間以上を頭にかぶったまま遊べるかというところ。原作は文章を読む時間が長い作品です。座ったまま進められる作りかどうかで、印象は変わりそうです。

まとめ売りが500万本を超えても本編は動きませんでした。25周年に届いたのが移植ではなくVRへの作り直しだったのは、素直に嬉しいです。ここで手応えがあれば本編の新作にもつながるはず。まずは価格と発売日の発表を、一緒に待ちたいです。