『ドラゴンズドグマ 2:ダークアリズン』が、10月9日に発売されました。2024年の本編に、雪に閉ざされたノルガンの物語と、12種のダンジョン「忘れられた試儀」を加えた作品です。

移動を楽にする新機能に込めた開発陣の狙いは、ファストトラベル緩和の記事で取り上げました。今回は、遊んだ側の評価です。

スコアまとめ

10月9日時点の OpenCritic は、主要媒体の平均が85点、推薦率は91%です(32件)。Metacritic は PS5 版が84点(20件)、PC 版と Switch 2 版が88点です。ただし Switch 2 版はまだ5件です。

表は評価の理由を読み込んだ5媒体です。

媒体 点数 評価の軸
RPGFan 95/100 戻ってきた手ごたえ
Push Square 9/10 ノルガンの探索と装備集め
IGN 8/10 縦に広がる地図
But Why Tho? 8/10 本編より引き込む物語
RPGamer 3.5/5 本編から残った弱点

媒体ごとの評価

RPGFan(95/100)

PC 版を60時間遊び、ほぼすべてを終えての評価です。最も高く評価したのは、本編で薄れた緊張感が戻ったこと。本編は押し切れたのに、今回は通常の難易度でも何度も倒れたそうです。

装備の重さや職業を縛る試儀、ポーンだけで挑む試儀も、工夫を引き出す作りだと褒めました。不満は物語の薄さと、手作りの一点ものが鑑定で中身の決まる武具に置き換わった点です。

『ダークアリズン』で、本作はようやく完全な姿になった。(RPGFan)

RPGFan のレビュー(英語)

Push Square(9/10)

PS5 Pro で遊んだレビューです。草原から凍った峠、吹雪の雪原へと移るノルガンを見事な舞台と評し、物語の運びも本編よりよいとしました。メインと寄り道で約50時間かかったそうです。

敵はかなり硬く、本編終盤の装備をそろえてから入るよう勧めています。拾った武具を鑑定する装備集めは『ディアブロ』のような中毒性があるとしつつ、人を選ぶとも書いています。

Push Square のレビュー(英語)

IGN(8/10)

PS5 版を遊び、初代の『ダークアリズン』ほどの大変身ではない、と断っています。本編の大きな問題が、更新ですでに直っているためです。

褒めたのは地図でした。ノルガンは狭いものの、山頂から地下の洞窟まで縦に広がります。近道でつながる作りは『ゼルダ』や『メトロイド』のようだそうです。

約20時間のメインの物語は堅実との評価です。一方、鑑定はくじ引きのようで装備に愛着が持てず、試儀もノルガンで鍛えたあとでは手ごわくなかったとしました。

興味深い新しい人物と生き生きとした敵、失われた文明の残骸に満ちた、夢中になれる拡張だ。(IGN)

IGN のレビュー(英語)

But Why Tho?(8/10)

拡張の出来事はどれも壮大で、本編より引き込まれると物語を高く買いました。鑑定で掘り出す武具も、役に立つものが出て報われると書いています。

一方、移動のつらさは本編から変わらないとしました。地図の目印があいまいで、試儀のひとつを探すのに数時間かかったそうです。ダンジョンも、レベル40を超えると簡単すぎると指摘しています。

But Why Tho? のレビュー(英語)

RPGamer(3.5/5)

5媒体で最も辛い点です。登場人物を絞った物語は本編より楽しめ、新しい技やスキル枠、鑑定も本作を厚くしたと認めています。

点が伸びなかったのは、本編の弱点が残ったからです。敵の顔ぶれは繰り返しが目立ち、装備がそろうと一気に楽になるとしました。本編に乗れなかった人の考えは変わらないだろう、という結論です。

RPGamer のレビュー(英語)

評価が分かれた点

割れたのは難しさです。RPGFan(95点)と Push Square(9点)は敵の硬さを挙げました。IGN(8点)は試儀に手こずらず、RPGamer(3.5点)は装備がそろうと楽になると書いています。

鑑定で中身が決まる武具も、評価が逆に出ました。Push Square(9点)と But Why Tho?(8点)は集める楽しさを推しています。IGN(8点)と RPGFan(95点)は、一点ものへの愛着が薄れたと惜しんでいます。

日本語版の状況

10月9日に、Switch 2・PS5・Xbox Series X|S・Steam で発売されました。本編と拡張をまとめた完全版は5,990円(税込)です。パッケージは Switch 2 と PS5 のみで、CERO は D です。

本編を持っている人は、拡張だけを2,990円(ダウンロード専売)で足せます。Switch 2 は完全版のみの発売です。

これから始める人は、本編のダウンロード版(6月から4,990円)を買うより完全版のほうが安く済みます。価格と機種はカプコンの発売告知で確認できます。

Steam の拡張のストアページの対応言語表では、日本語は画面表示・音声・字幕のすべてに対応しています。

けん玉のひとこと

いちばん高い点を付けた RPGFan が喜んだのは、手ごたえが戻ったことでした。一方で But Why Tho? は、移動のつらさは本編のままだと書いています。前の記事で触れた移動の緩和がどこまで効いたかは、もう少し声が集まってからですね。

ノルガンの敵は硬いので、本編の装備を整えてから向かう。この Push Square の勧めは覚えておきたいところ。

本編を楽しめた人なら、拡張の2,990円で迷う理由は少ないはずです。Switch 2 版の評価はまだ5件なので、数が増えたらまた見直します。

雪のノルガンは、本編を遊び込んだ人にとって久しぶりの長旅になりそう。この週末の冒険を楽しんでください。