スコアまとめ

OpenCritic の Top Critic 平均は、10月21日時点で 85 点です。集計は 68 件で、おすすめできるとした媒体は 91% でした。

Metacritic は PS5 版が 85 点(42 件)、Switch 2 版が 83 点(31 件)です。OpenCritic の一覧で確かめられた範囲では、点数は 8〜9 点が中心で、満点もあります。

媒体 点数 評価の軸
DualShockers 10/10 戦闘とジョブの作り込み
Game Rant 9/10 戦闘の手ごたえと映像
Push Square 8/10 戦闘の快感と物語の弱さ
Nintendo Life 8/10 Switch 2 での映像と動作
VGC 3/5 元にした作品と比べた志

媒体ごとの評価

DualShockers(10/10)

PS5 版を、高い難度で約 70 時間遊んだ評です。敵の弱点を突いてブレイクさせ、大技につなぐ戦闘を、細やかで磨かれていると評価しました。

歴代の主人公の力を付け替える「ビジョン」は、ジョブのように役割を組み替えられる仕組みです。その組み合わせの多さも満点の理由です。物語は筋立てが素朴でも、脚本は大人びていて結末も満足だったそうです。

不満は小さめで、ダンジョンの一部が単調な点です。スマホ版の素材の使い回しだといいます。DualShockers のレビュー(英語)

Game Rant(9/10)

PS5 版で 50 時間近く遊んでいます。ブレイクで追加の行動が生まれる戦闘を、手ごたえのあるターン制と書きました。スクウェア・エニックスの HD-2D 作品で最も美しいとも評しています。

任意のボスや闘技場など、腕試しの場が多い点も好評です。気になった点は、英語の吹き替えの出来にむらがあること。ビジョンの入手が簡単な問いに答えるだけな点、物語の先が読める点も挙げました。Game Rant のレビュー(英語)

Push Square(8/10)

PS5 Pro で遊んだ評です。弱点とブレイクを軸にした戦闘、場面ごとにカメラが動く演出を高く評価しました。テンポのよい約 50 時間の冒険だとしています。

一方で、物語の展開は先が読め、仲間の人物像も型どおりだと指摘しました。ビジョンはもともとガチャの仕組みで、物語にはめ込んだ感じが残るとも書いています。序盤の数時間は、戦い方の幅が狭いそうです。Push Square のレビュー(英語)

Nintendo Life(8/10)

Switch 2 版の評で、HD-2D の映像が 60fps でなめらかに動くと書いています。ファストトラベルやクエストの表示など、遊びやすさの手当ても好評です。

引っかかったのは、物語が「まずまず」にとどまること。仲間の人物像がジャンルの型どおりだとも書いています。召喚の演出は写実寄りで、ドット絵と合わないと指摘しました。Nintendo Life のレビュー(英語)

VGC(3/5)

PS5 版の評で、5 段階の 3 は Eurogamer と並んで低いほうの点です。昔の FF らしい空気をつかんだ点と、ガチャを外して買い切りの RPG に組み直した手腕は認めています。

そのうえで、物語は過去作の名場面を借りたようで先が読めると批判しました。戦闘とビジョンも、スクウェア・エニックスのほかの HD-2D 作品に及ばないという見方です。スマホ版を土台にしたことが志を狭めた、と結んでいます。VGC のレビュー(英語)

評価が分かれた点

戦闘は DualShockers・Game Rant・Push Square が褒めました。映像は Game Rant と Nintendo Life が高く評価しています。VGC だけは、戦闘もほかの HD-2D 作品に及ばないと見ています。

いちばん割れたのは物語です。Push Square(8 点)は展開が読めると見て、VGC(3/5)は名場面を借りたようだと批判しました。DualShockers(10 点)は、結末まで満足と書いています。

スマホ版をもとにした作りも論点です。VGC は志の狭さと受け止め、Push Square はビジョンの扱いに引っかかりました。分かれ目は、物語の新しさをどこまで求めるかです。

日本語版の状況

日本では 10月22日に発売されます。対応機種は Switch 2・Switch・PS5・Xbox Series X|S・PC です。Steam 版だけ 23日発売です。

価格は通常版が 7,678円(税込)、デジタルデラックスエディションが 9,878円です。Steam の対応言語表では、日本語は音声・字幕・インターフェースのすべてに対応しています。

もとになったのは、スマホ向けの『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』の最初のシーズンのシナリオです。公式は、セリフやシステムまで多くを作り直したと説明しています。移植ではありません。

一章まるごと遊べる体験版が配信中で、セーブは製品版に引き継げます。Steam 版はストアページで買えます。10月のほかの新作は10月発売の新作ゲーム18本にまとめています。

けん玉のひとこと

海外で 85 点と聞くと、物語の評判が気になる人も多いはず。ただ、物語に厳しかった Push Square や Nintendo Life も、戦闘は褒めているんですよね。

ブレイブエクスヴィアスを遊んでいた人には知っている話の作り直しで、初めての人には新しい FF に見えるはず。体験版は一章まるごと遊べるので、戦闘に加えて人物と筋の運びも先に確かめられます。

ドット絵の FF を連載でたどってきた身としては、評価が割れた物語を自分の目で確かめたいところ。発売の 22日を楽しみに待ちたいと思います。