『ロックマンX コマンドミッション』が、2026年9月15日にPS5とPS4で配信されました。2004年のPS2・ゲームキューブ版から数えて、22年越しの初復刻です。
ロックマンX、初めてならどれから遊ぶか。8作を並べて1本に絞る

ただ、これから初めてXシリーズに触る人が、最初にここへ行くのは勧めません。コマンドミッションは本編とは別の枝にあるRPGで、遊びの中身が違うからです。
では本編はどれからか。1993年の1作目『ロックマンX』からで問題ありません。
8作は詰め合わせ2本に収まっている
| 作品 | 発売 | 初出機種 | いま入っている詰め合わせ |
|---|---|---|---|
| ロックマンX | 1993年12月17日 | スーパーファミコン | アニバーサリー コレクション |
| ロックマンX2 | 1994年 | スーパーファミコン | アニバーサリー コレクション |
| ロックマンX3 | 1995年 | スーパーファミコン | アニバーサリー コレクション |
| ロックマンX4 | 1997年 | PlayStation/セガサターン | アニバーサリー コレクション |
| ロックマンX5 | 2000年 | PlayStation | アニバーサリー コレクション2 |
| ロックマンX6 | 2001年 | PlayStation | アニバーサリー コレクション2 |
| ロックマンX7 | 2003年 | PlayStation 2 | アニバーサリー コレクション2 |
| ロックマンX8 | 2004年 | PlayStation 2 | アニバーサリー コレクション2 |
数字を1つだけ。カプコンが公表しているミリオンセラー一覧に名前があるのは、1作目の116万本です。X2以降の単体作品は、この一覧に載っていません。
ただ、売れた本数と、初めての人にとっての入りやすさは別の話です。選ぶ基準は中身に置きます。
入口はX1かX4のどちらか
8作あっても、初めての人が本当に迷うのはこの2つです。
X1は、ダッシュを最初から持っていません。ステージの途中でパーツを拾い、そこから地上を走れるようになります。X2以降は最初から使えます。
この差は不便に見えて、実はいちばん面白いところなんですよね。重い状態を一度通るから、手に入れた瞬間に画面の速さが変わる。このシリーズが何を売りにしているかが、遊びながら分かります。
X4は入口の作りが違います。始めるときにエックスかゼロかを選び、そのまま最後まで進めます。途中で切り替えることはできません。
ゼロを操作できるようになったのはX3からですが、1周まるごと任せられるのはX4が最初です。シリーズで初めてアニメーションのムービーが入ったのも、この作品でした。
物語や演出から入りたい人なら、X4を先に遊んでも筋は通ります。
X2とX3は、飛ばしても順に行ってもいい
X1を終えたら、そのままX2、X3と進むのが素直です。どちらも最初からダッシュを持っているので、X1で覚えた動きがそのまま通じます。X3からはゼロも操作できます。
ただ、X2とX3のどちらが上かと言われると、決めきれません。2作とも同じ詰め合わせに入っているので、順に遊んで自分で決めるのがいちばん早いはずです。
急ぐならX4へ飛んでも困りません。前半4作は1本に収まっているので、どちらの進み方でも追加の出費はかかりません。
89点と63点。前半と後半で評価が分かれている
判断を後押しする材料が、2018年に出た詰め合わせ2本の点数です。
X1からX4を収めた『ロックマンX アニバーサリー コレクション』は、MetacriticのPS4版で89点(批評家6件)。X5からX8の『同2』は63点(同6件)でした。
批評家は両方とも6件です。この数で点差をそのまま実力差と読むのは乱暴でしょう。
それでも、同じ年に、同じ作りで、同じ会社が出した2本で26点離れました。収録作の差が出たと見るのが素直です。
最初の1本は前半の4作から選ぶ。X5以降は、前半を気に入ってから追えばいい話です。
買うのは『アニバーサリー コレクション』1本でいい
PlayStation StoreのロックマンX アニバーサリー コレクションは2,490円。X1からX4までの4作が入ります。PS4版ですが、PS5でも遊べます。Switch、Xbox One、PCにも同じものが出ています。
初めての人に効くのが「かけだしハンターモード」です。受けるダメージが半分になり、X4ではトゲの痛手も軽くなります。落ちたら即死だった穴も、無害になります。
歴代ボスが2体同時に襲ってくる「Xチャレンジ」やミュージアムも付いて、1作あたり600円ちょっと。難度の調整まで込みという計算です。
続きが欲しくなったら同コレクション2へ。X5からX8までの4作で、値段は同じ2,490円です。
復刻したコマンドミッションは、あとでいい
今回復刻した『コマンドミッション』は、本編8作とは別の枝にあります。2004年にPS2とゲームキューブで出たターン制のRPGで、アクションの腕はいりません。
PlayStation Storeで1,000円。PS Plusプレミアムに入っているなら、クラシックスカタログから追加の支払いなしで遊べます。
順番としては、X1で世界観をつかんでからのほうが楽しめるはずです。エックスもゼロも、まず自分の手で動かしてから物語で会うほうが、キャラクターとして立ってきます。
けん玉のひとこと
「ロックマンは難しい」で止まってしまう人が多いんですよね。ただXシリーズは、シリーズの中では速さで気持ちよくさせてくる側です。
壁を蹴って登り、ダッシュで抜ける。うまくなった実感が、はっきり形で返ってくるところ。
X5以降の点数が伸びなかったのは事実として残ります。それでも8作を出し続けたこと自体は、そう簡単にできることではないはずです。
しかも今は、カプコンが自分でかけだしハンターモードを足しました。売りだった難しさを、自分の手で開けにいったわけです。
そこへ22年ぶりのコマンドミッション。眠ったままの作品が減っていくのは、素直にうれしいところ。次はX7やX8が単体で出てくるかもしれない、という期待も持てます。
2,490円で4作。合うかどうかは、X1の最初のステージを5分も走れば分かるはずです。
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