2001年9月14日、任天堂の据置機「ニンテンドー ゲームキューブ」が発売されました。2026年9月14日で25年になります。
ニンテンドー ゲームキューブ発売25年。2,174万台という結果と、Switch 2 で遊べる10本
紫色の弁当箱のような本体に、8cmの小さなディスク。持ち手が独特に広がったコントローラー。手に取ったことがある人なら、たぶん形のほうを先に思い出します。ただ、この25年を振り返るなら、まず数字から入るのが正直だと思います。任天堂が今も公開している販売実績には、この世代に起きたことがそのまま残っています。
本体の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2001年9月14日(日本) |
| 希望小売価格 | 25,000円(税抜) |
| メディア | 直径8cmの光ディスク(約1.5GB) |
| 発売元 | 任天堂 |
| 累計販売台数 | 2,174万台(全世界) |
| 累計ソフト販売本数 | 2億858万本(全世界) |
| 後継機 | Wii(2006年) |
台数とソフト本数は任天堂が IR 情報で公開している数値です。価格は発売前の2001年5月に報じられた25,000円(税抜)で、ソフトの基準価格は6,800円とされていました。
出だしの品ぞろえは、けっして厚くありませんでした。発売前に示された計画では、同時発売の自社タイトルは2〜3本、年内に出るソフトを合わせても6本という規模です。本体を選ぶ理由をソフトの数で示せる船出ではありませんでした。
2,174万台をどう見るか
同じ資料で、前後の据置機と並べてみます。
| ハード | 累計販売台数 | 累計ソフト販売本数 |
|---|---|---|
| NINTENDO64 | 3,293万台 | 2億2,497万本 |
| ニンテンドー ゲームキューブ | 2,174万台 | 2億858万本 |
| Wii | 1億163万台 | 9億2,185万本 |
前の世代より減り、次の世代で5倍近くに跳ね上がっています。ゲームキューブは、任天堂の据置機のなかで最も台数の少ない世代でした。
同世代機の生涯累計で比べると、プレイステーション2は全世界で1億6,000万台です。初代 Xbox はマイクロソフトが2006年に2,400万台と発表し、ドリームキャストは913万台でした。4社が並んだ世代ではなく、1社が抜け出した世代だった、と言うほうが実態に近いと思います。
本体の設計も、次の世代には引き継がれませんでした。8cmディスクは容量で不利でしたし、DVD再生にも対応していなかったとされます。プレイステーション2が「DVDプレイヤーとしても買える」と言われていた時期に、ゲーム機であることに徹した構成でした。その割り切りが台数につながらなかったことは、上の数字が示しています。
ただ、ソフトの本数はNINTENDO64とほとんど変わりません。本体1台あたりに換算すると、むしろゲームキューブのほうが多く売れています。買った人は、ちゃんと何本も遊んでいました。
遊んだ人のほうが覚えているハード
ソフトの上位も公表されています。最多は『大乱闘スマッシュブラザーズDX』の740万本超。続いて『マリオカート ダブルダッシュ!!』が696万本、『スーパーマリオサンシャイン』が628万本です。
発売初年度の並びも異様でした。10月26日に『ピクミン』、11月21日に『スマブラDX』、12月15日に『どうぶつの森+』。ハードが出て3か月のあいだに、その後20年以上続くシリーズの起点が2本混ざっています。『メトロイドプライム』の国内発売は2003年2月28日で、これも一人称視点という当時としては大きな方向転換でした。品ぞろえの薄さで始まったハードが、1年目で残したものとしては重すぎます。
コントローラーだけは別で、いまも現役です。特に『スマブラ』の対戦では、後継機の時代になっても使い続ける人がいました。Wii、Wii U、Switch と、任天堂は形を変えながらこのコントローラーを供給し続けています。ハードは1世代で終わっても、入力装置のほうは25年もったことになります。
今遊ぶ方法
2026年9月時点で、ゲームキューブのソフトを公式に遊ぶ手段はNintendo Classicsだけです。必要なものは3つです。まず Nintendo Switch 2 本体。そして Nintendo Switch Online と追加パックへの加入です。手持ちが Switch で、オンラインが通常プランのままなら遊べません。
配信中のタイトルは10本です。内訳は『ゼルダの伝説 風のタクト』『F-ZERO GX』『ソウルキャリバーII』『スーパーマリオストライカーズ』『ちびロボ!』『ルイージマンション』『ワリオワールド』『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』『ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア』の9本。ここに2026年8月13日、『スーパーマリオサンシャイン』が加わりました。2025年6月5日の開始から、数か月に1〜2本のペースです。
当時の操作感で遊びたい人向けに、Switch 2 用のゲームキューブコントローラーも出ています。マイニンテンドーストア限定で、7,980円(税込)、1アカウントにつき2個までと報じられています。
Nintendo Classicsに入っていない代表作でも、作り直された版なら通常の Switch で買えます。『メトロイドプライム リマスタード』は2023年2月9日にダウンロード版が出ました。『ピクミン1+2』は同年6月22日です。どちらも追加パックは要りません。
けん玉のひとこと
ゲームキューブは、発売日に本体と『ルイージマンション』をいっしょに買いました。決め手は、バイオハザードシリーズがゲームキューブに集まると発表されていたことです。その期待どおり、『バイオハザード』のリメイク、『バイオハザード0』、そして『バイオハザード4』と遊びました。ゲーム機として、とても楽しい1台でした。
ただ、プレイステーション2の人気は圧倒的でした。上の台数が示すとおり、シェアを取り切ることはできなかったと思います。それでも、買った人にとっては面白いゲーム機だった。ソフトの本数がNINTENDO64と変わらないという数字は、その実感と重なります。
いまは『ルイージマンション』もNintendo Classicsで遊べます。あの紫の本体を箱から出した日のことは、いまでも懐かしい思い出です。
※ 配信中の本数と専用コントローラーの価格は一次情報を確認しきれていないため、誤りがあればお問い合わせからお知らせください。
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