コラム

FF7リベレーション完結編、浜口ディレクターが語るセフィロス戦と三部作12年の体制

映像: 『FINAL FANTASY VII REVELATION』1stトレーラー(スクウェア・エニックス 公式YouTube)
海外の報道を管理人が日本語で要約した記事です。原文は記事末尾の出典からご覧ください。

『ファイナルファンタジーVII リベレーション』の発売は2027年4月8日です。『リメイク』から数えて、三部作の完結編になります。

性能や容量の話はPS5 Proの表示モードで整理しました。今回は作り手の言葉のほうです。

浜口直樹ディレクターが、英PC Gamerの単独取材に答えました。10月2日に載った記事で、最終決戦の狙いと三部作の12年を振り返っています。

最終決戦には「できることを全部」入れた

浜口氏はセフィロス戦について、『リメイク』『リバース』を大きく上回る総力戦になると述べています。演出に贅を尽くした、という言い方です。

できることは全部詰め込みました。(PC Gamer、2026年10月2日)

クラウドの奥義「オムニスラッシュ」が使える場面も含まれるとしています。原作でセフィロスにとどめを刺した、あの技です。

気になるのは、総力戦という言葉が何を指しているかです。『リバース』の終盤も十分に長く、場面が次々に入れ替わる構成でした。

それを上回ると言うなら、戦闘の尺か、操作キャラの入れ替わりか、演出の量か。浜口氏はその中身までは明かしていません。

「ひな型になるかは難しい問い」

PC Gamerの見出しは、こういう三部作をもう誰かがやり切れるのかという問いを立てています。ただ浜口氏の答えは、断定とはだいぶ違います。

今後ほかの誰かが、有名な旧作を複数作に分けてリメイクすると決めるかは分からない。浜口氏はそう述べています。これが模範例やひな型になるかは難しい問いだとも続けています。

「もう作れない」と言い切ったわけではありません。できるかどうかより、同じ条件がそろうかどうかの話として読むほうが近いはずです。

その条件として浜口氏が挙げたのが、体制の継続です。同じプロデューサーとチームが10年以上ひとつの企画を率いること自体が、とても難しいと述べています。

指揮を執る人が変われば、企画の向きも変わります。作風もテーマも変わりうるという話です。完結まで走れるかどうかは、腕前より前にそこで決まるという見方になります。

12年、同じ顔ぶれで走れたこと

浜口氏は、開発チームが10年から12年ずっと一緒にやってきたと話しています。『リメイク』の発売が2020年4月10日なので、発売前の助走もそこに入ります。

同じチームが付いてきてくれたから今の成果がある、という趣旨の言葉も残しています。評価の軸を、売れたかどうかだけに置いていません。

実際、看板は三部作を通して動いていません。北瀬佳範氏がプロデューサー、野村哲也氏がクリエイティブ・ディレクターを務め、2人とも『リメイク』から据わったままです。

浜口氏自身は『リメイク』では共同ディレクターでした。『リバース』からディレクターになっています。内側で役が上がった人が、最後まで通したことになります。

容量が約200GBに達する理由は前に書いたとおりです。あの規模を12年の同じ体制で積み上げたと考えると、数字の見え方も少し変わります。

完結編に追いつくには

完結編は全機種同時に出ます。家庭用はPS5、Nintendo Switch 2、Xbox Series X|Sです。PCはXbox on PC、Steam、Epic Games Storeの3か所です。通常版は9,900円(税込)です。

三部作をまとめた商品も用意されました。名称は「FINAL FANTASY VII Remake Series Trilogy Edition」です。予約購入時の価格は11,330円(税込)です。

ほかにもデラックスやコレクターズなど種類が多いので、公式サイトの発売告知で中身を確かめるのが確実です。

『リバース』は2026年6月3日に、Switch 2とXbox Series X|S、Windowsにも出ました。PS5を持っていない人が追いつく道も、いまはそろっています。

けん玉のひとこと

いちばん引っかかったのは、浜口氏が成果として「信頼できるチームを築けた」ほうを先に挙げているところ。本数や点数より、そこを言う人が完結まで指揮したわけです。

12年は長いんですよね。間には異動も転職もあります。それでも顔ぶれが残ったというのは、会社がこの企画を途中で振り回さなかったということでもあるはず。

ひな型になるかは難しい、という言い方も誠実だと思います。自分たちはやり切ったと誇る代わりに、条件がそろったからだと言っています。10年以上の体制維持を本人が「とても難しい」と言うのだから、まねをすすめる気もないのでしょう。

最終決戦の「全部詰め込んだ」は、素直に楽しみです。詰め込んだ終盤は冗長になりやすく、そこは少し不安なところ。ただ三部作の締めで引き算をされるほうが、よほど寂しいんですよね。

2027年4月8日まで、あと半年あります。それまでに『リバース』をもう一周しておきたいところ。完結編は一緒に待ちましょう。

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