コラム

Nintendo Switch初公開から10年。1億5,659万台の初代と、13か月で2,368万台のSwitch 2

Nintendo Switch初公開から10年。1億5,659万台の初代と、13か月で2,368万台のSwitch 2

2016年10月20日、任天堂は開発コード名「NX」で呼ばれていたゲーム機の正式名称を発表しました。Nintendo Switch です。今月20日で、あの発表から10年になります。

その間に初代は1億5,659万台を売り、後継のSwitch 2も2,368万台まで来ました。どちらも任天堂が公表している2026年6月末の数字です。この10年を、台数で並べ直してみます。

最初に出たのは、名前と「2017年3月」だけ

2016年10月20日の任天堂のニュースリリースで決まっていたのは、名前と発売時期の「2017年3月」でした。値段や同時に出るソフトは、あらためて知らせるという扱いです。

同じ日に、据置と携帯を切り替えて遊ぶ様子を見せる紹介映像も公開されています。多くの人の記憶にある「初公開」は、この映像のほうだと思います。

発売日と値段が出たのは、年が明けた2017年1月13日です。発売は3月3日、価格は29,980円(税別)。日本と北米・欧州などで同じ日に発売されました。

Switch 2は2025年6月5日に発売されました。日本語・国内専用の本体が49,980円(税込)、多言語対応の本体は69,980円です。

初代の年度別台数、ピークは4年目

任天堂は年度ごとの販売数量を表にして公開しています。初代Switchの分を、発売の年度から順に並べました。

年度(3月期) 初代Switch
2017年3月期 274万台
2018年3月期 1,505万台
2019年3月期 1,695万台
2020年3月期 2,103万台
2021年3月期 2,883万台
2022年3月期 2,306万台
2023年3月期 1,797万台
2024年3月期 1,570万台
2025年3月期 1,080万台
2026年3月期 380万台

台数は任天堂の「連結販売実績数量の推移表」によるもので、Liteと有機ELモデルを含みます。2017年3月期は、発売から1か月足らずの分です。

10年度分を足すと1億5,593万台。公表されている2026年3月末の累計は1億5,592万台で、1万台の差は四捨五入によるものです。

いちばん売れたのは2021年3月期の2,883万台で、発売から4年目にあたります。立ち上がりの年より、後半のほうが伸びた機種でした。

推移表では、2020年3月期からLite、2022年3月期から有機ELモデルの台数が加わっています。Liteが加わった年度から台数が2,000万台を超え、その翌年度が山になりました。

発売から13か月で比べると、Switch 2は1.3倍

Switch 2は、初代の最初のまる1年度を10か月で抜きました。年度の表だけでは初代の1年目が1か月分しかないので、発売からの月数でもそろえてみます。

発売からの経過 初代Switch Switch 2
最初の年度 274万台(約1か月) 1,986万台(約10か月)
最初のまる1年度 1,505万台(2018年3月期) ―
13か月後の累計 1,779万台(2018年3月末) 2,368万台(2026年6月末)

初代の13か月後は、274万台と1,505万台を足した数です。差は589万台で、Switch 2がおよそ1.33倍になります。

ほかの機種とも比べておくと、PS5が同じ台数に届くまでには1年9か月前後かかっています。そちらはPS5の累計販売台数を足し算した記事で詳しく追いました。

初代は、いまも出荷が続いている

Switch 2が出たあとも、初代は出荷が続いています。2026年3月期は380万台でした。2026年4〜6月期も、公表された累計の差から計算すると約67万台です。

同じ4〜6月期のSwitch 2は、やはり累計の差から計算して382万台。主役はもう新しい機種に移りましたが、初代を選ぶ人もまだいる、ということになります。

初代の累計は、2026年3月末の時点でニンテンドーDSの1億5,402万台を上回っていました。いまも少しずつ、その差を広げています。

けん玉のひとこと

初代のピークが4年目だったのは、表を並べてみて改めて気づいたところです。Liteが加わった年度の翌年度に、いちばん売れていました。

Switch 2の出だしは明らかに速いです。

ただ、初代は4年目に伸びた機種ですから、本当の比べどころはまだ先なんですよね。発売4年目にあたる2028年から2029年ごろ、初代の山だった2,883万台に並ぶ年度が来るのか。決算の数字を一緒に追いかけたいところ。

初代、Lite、有機EL、そしてSwitch 2。皆さんが手にしたのはどの1台だったでしょうか。10周年の10月20日に、思い出してみてください。

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