『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のSwitch 2版は、11月5日に発売されます。発売まで3週間となった10月14日、海外の媒体がそろって試遊の記事を出しました。製品版のレビューではないので、点数は付いていません。
64版・3DS版との違いはSwitch 2版は何が違うのかで書きました。マイクでの演奏は鼻歌や実物のオカリナでも演奏できる話で扱っています。
遊べたのは序盤の森と、森の神殿
どれも任天堂が用意した試遊会での感想です。子どものリンクでコキリの森からデクの樹サマの中へ入り、ハイラル平原を抜けて城下町まで。そのあと大人のリンクで、森の神殿を遊んでいます。
時間は1〜2時間ほど。Nintendo Life は携帯モードもマイクでの演奏も試せていません。動作は、IGN がコキリの森で60fpsだったと書いています。
媒体ごとの手ごたえ
Nintendo Life
Gavin Lane さんがいちばん強く推したのは、細部の作り込みです。森の神殿の壁のひび、絵画の裏の汚れ、ハートのかけらの下に落ちる光まで挙げています。
引っかかったのはナビィ。声は控えめになった一方、画面の真ん中に吹き出しで感想を出すようになりました。大きく飛び降りる場面の「高い…」のように、見れば分かる場面への一言が余計だという指摘です。Nintendo Life のプレビュー(英語)
IGN
Logan Plant さんは、変わった部分の理由に注目しています。コキリの剣の宝箱は、迷路の奥から部屋の中央の高台へ移りました。カメラを後ろへ戻す練習だった部屋が、ジャンプを初めて求める部屋になったという読み方です。
この作り直しが目指すのは規模ではなく、奥行きだ(IGN)
Game Informer
Brian Shea さんは、ジャンプのボタンと、前転から走り出せる操作を挙げ、新しいゲームのようだと評価しました。
不満は戦闘です。敵が複数いると、狙いを次の敵へ移す簡単な方法が見つからなかったといいます。トリガーを離してカメラを動かし、もう一度押す。64版と同じこの手順は、今の作りにしてほしいとの注文です。Game Informer のプレビュー(英語)
Eurogamer
Lottie Lynn さんは、ダンジョンの小さな手直しを好意的に拾っています。デクの樹サマの中ではスタルチュラが1匹に減りました。ハイラル平原も、主な場所を残して間の地形が変わっています。
英語の音声にはなじめなかったものの、音声の言語は切り替えられると書いています。Eurogamer のプレビュー(英語)
The Guardian
Matthew Castle さんは、射的屋の話から入ります。ジャイロで狙えるパチンコのおかげで、64版では苦労した的が一度で倒れたそうです。オーケストラ編曲になった音楽も高く評価しています。
一方で、ハイラル平原が1998年と同じ驚きを呼ぶことはないだろうと見ています。水たまりに映る光や地面から伸びる草が、柵で囲っただけの場所という印象を和らげている、という評価です。The Guardian のプレビュー(英語)
評価が分かれた点
いちばん意見が割れたのは、ハイラル平原の広さです。IGN は、コキリの森から城下町まで走って90秒かからないとし、いまの目では小ぢんまりしていると書きました。ただし、数分の体験で判断するのは早すぎるとも断っています。
Game Informer と The Guardian も、1998年ほどの果てしなさは感じない側です。
逆に Nintendo Life は、地形の作り直しで実際より開けた国に見えると評価しました。広さを求める人と、ダンジョンが目当ての人とで、受け止めは変わりそうです。
リンクの顔つきも分かれました。大きな瞳とつやのある頬は、映像の公開後にネットで賛否を呼んだ点です。
The Guardian は、動いている姿なら全体と調和していると評価しました。Eurogamer は、最初に感じた「好き」が遊んで確かになったと書いています。
ジャンプのボタンは、ブレス オブ ザ ワイルドから入った人には自然な一方、64版に慣れた人ほど戸惑うようです。Nintendo Life は、ジャンプ斬りが手動になった操作に完全には慣れなかったと書いています。
日本では11月5日に発売され、パッケージ版は8,980円です。予約を急がない人は、製品版のレビューが出てから決める手もあります。
けん玉のひとこと
5本を読んで、はっきり褒められていたのはジャンプの追加と作り込みの細かさ。一方で、平原の小ささとナビィの吹き出し、64版のままの狙いの切り替えは、引っかかる人が出そうなんですよね。
平原の「どこまでも行ける」感覚は、ブレス オブ ザ ワイルドを通ったいま、同じ形では戻らないはず。
それでも IGN が拾ったコキリの剣の部屋のように、理由のある変更を積んでいるのは心強いところ。広さより、ひと部屋ずつ味わう遊び方になりそうです。ナビィの吹き出しは、オンとオフを選べるとうれしいんですけどね。
あの森をまた歩ける11月5日まで、あと3週間。製品版の評判も見ながら、楽しみに待ちたいところです。



