初代Nintendo Switchの累計は、2026年6月末で1億5,659万台になりました。同じ表にあるニンテンドーDSの1億5,402万台を上回り、任天堂のハードの中でいちばん多い台数です。
Nintendo SwitchはPS2を抜いたか。歴代ハード売上台数と、1.6億に改められたPS2の公式値

年度ごとの伸び方は、Switch初公開から10年の記事で並べました。今回の相手はPS2です。
そのPS2の公式値が、ひとつに決まっていません。2024年11月の時点では1億5,500万台以上、いまは1億6,000万台以上。どちらを物差しにするかで、Switchは「もう抜いた」とも「まだ届いていない」とも読めます。
PS2の公式値は、2024年11月より後に書き換わった
ソニーのゲーム部門SIEのビジネスデータでは、PS2の全世界累計は「1億6,000万台以上」です。時点の表記は2012年3月31日のままです。
このページは以前、同じ2012年3月末の数字を「1億5,500万台以上」としていました。
2024年11月、PlayStation 30周年の特設サイトが「1億6,000万台以上」を掲げました。そのときビジネスデータには1億5,500万台以上とあったと、GAME Watchなどが伝えています。
時点は同じまま、数字だけが500万台増えたことになります。いつ、なぜ改めたのかについて、ソニーが説明した形跡は見当たりません。
1億5,500万台なら、すでに上
古い1億5,500万台以上なら、Switchは2026年3月末の1億5,592万台で、もう上回っていました。6月末では159万台の差です。
いまの1億6,000万台以上を物差しにすると、まだ341万台足りません。しかも「以上」ですから、PS2の実際の台数はこれより多いかもしれません。抜いたと言えるのは、341万台を超えたうえでの話です。
残り341万台は、2026年6月末から6四半期
初代Switchの伸びは、Switch 2の発売以降さらに小さくなっています。2026年4〜6月期は、累計の差から計算して約67万台です。
このペースが続いても、341万台を埋めるには6四半期かかります。6月末から数えると、並ぶのは2027年10〜12月期という計算です。1億6,000万台に届かないまま終わることも、十分ありえます。
歴代ハードの売上台数を公式値で並べると
任天堂とソニーが公表している累計を、台数順にすべて並べました。
| 機種 | メーカー | 累計台数 | 時点 |
|---|---|---|---|
| PS2 | ソニー | 1億6,000万台以上 | 2012年3月末 |
| Nintendo Switch | 任天堂 | 1億5,659万台 | 2026年6月末 |
| ニンテンドーDS | 任天堂 | 1億5,402万台 | 2026年6月末 |
| ゲームボーイ | 任天堂 | 1億1,869万台 | 2026年6月末 |
| PS4 | ソニー | 1億1,700万台以上 | 2022年6月末 |
| PlayStation | ソニー | 1億240万台以上 | 2012年3月末 |
| Wii | 任天堂 | 1億163万台 | 2026年6月末 |
| PS5 | ソニー | 9,500万台以上 | 2026年6月末 |
| PS3 | ソニー | 8,740万台以上 | 2017年3月末 |
| ゲームボーイアドバンス | 任天堂 | 8,151万台 | 2026年6月末 |
| PSP | ソニー | 7,640万台以上 | 2012年3月末 |
| ニンテンドー3DS | 任天堂 | 7,594万台 | 2026年6月末 |
| ファミリーコンピュータ | 任天堂 | 6,191万台 | 2026年6月末 |
| スーパーファミコン | 任天堂 | 4,910万台 | 2026年6月末 |
| NINTENDO64 | 任天堂 | 3,293万台 | 2026年6月末 |
| Nintendo Switch 2 | 任天堂 | 2,368万台 | 2026年6月末 |
| ニンテンドーゲームキューブ | 任天堂 | 2,174万台 | 2026年6月末 |
| Wii U | 任天堂 | 1,356万台 | 2026年6月末 |
PS Vitaは、ソニーのページで台数が非公表とされています。表は任天堂とソニーが公表している数字だけで作りました。
任天堂は「連結累計販売数量」、ソニーは「セルイン」という言葉で台数を出しています。ただ、出荷なのか販売なのかといった細かい定義は、どちらのページにも見当たりません。数万台の差で順位を言い切るのは、少し無理がある並びです。
それでも公表値で並べると、Switchより上にいるのはPS2だけです。PS2の数字は時点が2012年で止まり、任天堂の数字は四半期ごとに動きます。この表の2行目は、決算のたびに1行目へ近づいていきます。
けん玉のひとこと
同じ2012年3月末の数字が、2024年になって500万台も動いていた。ここがいちばん驚いたところです。どちらも公式なので、「SwitchがPS2を抜いた」も「まだ抜いていない」も、根拠つきで書けてしまうんですよね。
物差しにするなら、いまの1億6,000万台だと思います。会社が改めた数字を、古い数字で上書きして勝ち負けを決めるのは筋が違うはず。
ペースを考えると、届くかどうかは五分五分より厳しいところ。ただ、後継機が出たあとも四半期で数十万台ずつ積み上がっているのは、それだけ長く選ばれてきた証拠です。
次の決算で見たいのは、7〜9月期の初代が約67万台を上回るかどうか。残りの341万台がどこまで縮むのか、一緒に見届けたいところです。
※ ゲームボーイの台数がゲームボーイカラーを含むか・PS2の旧表記は、一次情報を確認しきれていないため、誤りがあればお問い合わせからお知らせください。




